悔いのない人生なんかおもろないわ 山田 喜代春 詩・木版画 展

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会 期
20130312日 -  20130318
開催時間
10時00分 - 20時00分
最終日は16時閉場
休み
会期中無休
クリエイター在廊

3月12日(火)、3月17日(日)12時〜20時、3月18日(月)12時〜16時
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
tel:06-6311-5380
e-mail: info@yart-gallery.co.jp
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
ワイアートギャラリー
住所
〒530-0027 大阪府
大阪市北区堂山町15-17 アクトスリービル1F
最寄り駅
梅田
電話番号
06-6311-5380

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 卓越した木版技法と味わい深い詩が入った木版画で著名な京都在住の作家、
山田喜代春さんの神戸における初めての個展(ギャラリーの個展はこれまで100回を超えましたが、
百貨店の個展ははじめて)を開催致します。
 47歳の時に立命館大学文学部に社会人入学をしたことや木版画の修行時代のことは、京都新聞にエッセイ
「ぼくは大学いちねんせい」(連載週1回・1996年5月~1997年3月)に詳しく記しております。
 23歳の時に画家になろうと決めヨーロッパに渡り絵を学び、このころから詩も書き始めました。
うわべや流行りを追いかけるだけの絵ではなく、自分の目と手で自分にしか描けないほんものの絵を描きたい。
試行錯誤して木版画にたどり着き、 詩と絵を一枚の紙に同居させた詩画作品を制作して40年間になります。
 山田氏の作品は人生の何気ない日常から大事なことをさりげなく掬いとり、独特な味わい深さを持っています。
山田さんの作品は心がつらくなったら、見てみよう、ほっこりと気持ちが休まるという評をもらっています。
 2011年、20年ぶりに木版画制作のアイデアの素にしている、手描きの詩画作品から124篇をまとめて
「絵日記万歩のおつかい」を出版しています。
 例えば、山田氏の詩画作品について,この本のまえがきを書かれた元立命館大学教授で「上方芸能」誌発行人
の木津川計さんが、2011年6月8日のNHKラジオ第一放送で、想像力、発見力の視点から述べられた評があります。

詩というもの、総じて文学は、想像力と発見力と表現力、この三つを必要とします。
しかし文学の根幹は発見力にこそある。日常の平凡を描いても山田さんの発見の眼は輝いています。
(その一部をご紹介します。)

『神さまに手紙を書いて虹にはさんでおきました 虹いろににじんで読めないと神さまから返事がきました』
虹に手紙をはさむという想像力が意表をつくんです。

『失敗の多い人やダメな人を許すことのできるおおきなこころをもとう まずてはじめにぼく自身を許そう』
ぼく自身を許そうという発見力の詩ですね。

『悔いのない人生なんかおもろないわ』
人生後悔する事ばっかりです。せやさかいにおもろいと言われたらなんかほっと
しますね。

山田喜代春 (やまだ きよはる)略歴
1948年  京都に生まれる
1971年  ヨーロッパ放浪
1980年  自作の詩を用いた木版詩画作品の頒布会「板切れ月報 」 を始める ( 現在も継続中 )
1983年 木版画によるオリジナル詩画集「人物抄」出版/湯川書房
1984年 「ハガキ版画館」出版/書舎コイケ
1989年  季刊「銀花」八十号に五千枚の直筆詩画を制作
1990年  詩画日記「ぼくはコペルニクスだ。」出版/亀山社中
1991年  季刊「銀花」八十八号記念号に「八八あったらいいな」(全八点)を制作
    (木版画・一冊に一点添付)
     木版画詩画集「けんけん」出版/アスカ
1993年 サクラアートミュージアムで個展(サクラクレパス協賛)
1994年 季刊「銀花」一〇〇号記念号に木版画五千枚制作
     木版画によるオリジナル限定本「山田喜代春・蔵書票集」出版/私家版
1995年 KBS京都放送の番組審議会委員を委嘱される(期間三年)
1996年  立命館大学文学部に社会人学生として入学
      京都新聞にエッセイ「ぼくは大学いちねんせい」を連載(週1回・1996年5月~1997年3月)
1997年 木版画詩画集「すきすきずきずき」出版/東方出版
     エッセイ集「ぼくは大学一年生」出版/東方出版
     絵手紙交流本「人並みでたまるか」出版/清流出版
2000年 バルカウス市立美術館(フィンランド)で個展
 京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス (京阪百貨店守口店)180点の展覧会
2001年  アロンディガ・グラナディダス州立美術館(メキシコ)での「日本現代版画展」に出品
2002年 「銀花にかかわる5人の木版画集」出版/がらんどう出版
2006年 ギャラリーかもがわで通算百回目の記念個展
    ワイアートギャラリーで「板切れ月報の四半世紀」記念個展 以後毎年開催
2008年  「自己肯定感って、なんやろう?」山田喜代春・版画 高垣忠一郎・文
     出版/かもがわ出版
2011年 南カレリア市立美術館(フィンランド)で個展
 ワイアートギャラリーで「絵日記 万歩のおつかい」出版記念個展
2012年  ギャラリーかもがわ、ワイアートギャラリー 個展

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