UNEASINESS 11

UNEASINESS 11(2kw gallery 2013/2/25-3/9)
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    会 期
    20130225日 -  20130309
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    土曜日17:00まで
    休み
    日曜
    この情報のお問合せ
    2kw gallery 06-6447-7886
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    2kw gallery
    住所
    〒550-0003 大阪府
    大阪市西区京町堀1-13-2 藤原ビル5F
    最寄り駅
    肥後橋
    電話番号
    06-6447-7886

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    UNEASINESS11 -イメージの回避-
     アンイージネス(UNEASINESS)は2001年から芦谷正人、岩澤有徑、大澤辰男の三人が企画・運営をしてきた展覧会です。信濃橋画廊をホームグラウンドとしながら、ハンガリー(ブダペスト)、韓国(テジョン市)などで発表もしてきました。また、2001年の第一回展以降と海外展を除き、第二回展からは、ゲスト作家を加えて発表してきました。
     アンイージネスに参加する作品の共通点は平面作品であり、その見え方に視覚性の持つイメージからの脱却、もしくは回避が内包している点にあると考えています。ただ、アンイージネスはなんらかのイズム的な主張やムーブメントを強く主張するのではなく、展覧会によって作品の見え方もしくは展覧会自身の在り方を捉えようとする試みなのです。二回展以降は毎回違うゲストに参加してもらい、同じ空間にタイプの遣う作品を並べることにより、また、海外の価値観の違う世界での活動により、たえず新鮮な空間を創作し続ける展覧会にしてきました。それはアンイージネスという展覧会自体が作品同様、イメージからの脱却、回避するための装置なのかも知れません。
     芦谷正人は、一貫して写真性をテーマにした木版画を制作してきました。近年では、服や鞠など身近なモチーフを写真にし、半透明のアクリル板をマウントすることでビンボケ写真のような錯覚をおこす作品を制作しています。しっかりとしたイメージの存在する画像があるのに、半透明のアクリル板に遮られることにより、視覚的にイメージに辿り着くことができず、観る者の持つイメージが宙ぶらりんになり、とてももどかしい感覚になります。その作品には、服や鞄といった日常の記憶の中にあるイメージ、そして画像として写し出されたイメージ、二重のイメージを回避しようとする作用があります。
     岩澤有徑は、長年、キャンバスに無数の雲型をした円をドローイングし、キャンバスの四方を幅約10センチ程のアクリル板で囲い、その上から同じドローイングをしたビニールを張り、図像が二重になる作品を制作してきました。表面のビニールに描かれた図像とその奥にある図像とが物理的にも距離があるため3Dのような不思議な空間が存在する作品となります。また、本来ビニールの柔らかな質感が、まるで水族館のガラス面のような厚みを感じさせる硬質な質感に見える作品です。岩潭の作品は視覚性によって、質感という誰もが持っているイメージと二重性の表面によって空間をも揺るがす二重の作用があります。近年では、映像作品やLEDを使った作品も手がけています。
     大澤辰男は、過去にオプティカルと物質性を併せ持った作品を制作してきました。現在は着色したニスを何層も重ね、ガラスの表面を思わせる作品を制作しています。光沢のある表層に観る者が映り込んでしまい、透明性を持った色彩の層との間に不思議な空間が存在します。それは、窓ガラスを見るのに近い感覚で、窓の向こう側とガラスの表面とを同時にみているような感覚になる作品です。窓ガラスを絵画空間に例えるなら、表層と絵画的空間を物質性で結び付けることによってできる新しいイメージを喚起する作品です。
     今回のゲストは、西川茂氏を招きました。西川氏は、風景画を描く作家です。過去のアンイージネスに参加した作家では初めての具象絵画の作家です。西川氏の描く作品で印象的なのが、花ビラを一枚一枚細かく丁寧に描いた花畑にヘリコプターとトンボの影が同じ大きさで描かれている作品です。静謐さがただよう中に遠くからヘリコプターの羽音とトンボの羽音が聞こえて来るような作品です。他に奈良公園の風景や代々木公園の風景を描いた作品など、日本全国にある誰もが持つステレオタイプの公園のイメージを描くことで、記憶というイメージを希薄なものに変えてしまおうとする試みの作品があります。また最近の作品には、丁寧に描かれた風景画の一部に絵具を垂らしたり、ノイズのような筆触を加えたりして、描かれたイメージ自体を霧散させてしまうような作品も描いています。
     信濃橋画廊が閉廊し2年ぶりの大阪での開催。11回目を迎え、これからもアンイージネスは鮮度を保ち1がら回を重ねて行くと思います。皆様方にご覧いただければ幸いです。

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