鈴木諒一展『観光』

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会 期
20130201日 -  20130226
開催時間
11時00分 - 19時00分
土曜11:00-18:00
休み
日・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
エモン・フォトギャラリー 03-5793-5437
情報提供者/投稿者
開催場所
EMON PHOTO GALLERY
住所
〒106-0047 東京都
港区南麻布5-11-12 togoBldg, togo Bldg. B1
最寄り駅
広尾
電話番号
03-5793-5437

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

既存の物語と現在の自己との間を、時間と記憶と場所を絡めながら書物を手掛かりにアプローチしている鈴木諒一は、本展示においても、書物における最遠の場所へのまなざしをテーマに、作品を立ち現せております。作家が名付けた『観光』という所作により顕在化された情景を、どうぞご高覧下さい。

また、今回インテリアショップ「TRANSHIP」の家具をお借りして、物語を想像させる空間演出による、芸術と家具の融合も見所となっております。

書物には、人の手によってそれがかたちづくられている故のおおくの必然が隠されている。特に図鑑のような形態には、これまで人間が発見し、活用してきたメディアとしての書物のアーカイバルな特性や「現実」への
実践的な介入欲求が顕著に見え隠れしている。真に人間的な独断、歴史の独断によって決定された言葉の順列によってそれは並び、場所や動物もその名前の類似や、気候や国や成り立ちといった類似によって、再配置と再認識を決定づけられる。
しかし、あくまでもそれは、書物にたいして正当な角度から接近したさいに用意されるひとつの世界に他ならない。その接近は、同時に存在する「別」の書物を隠し、別の繋がりのあり方の発見と証明を妨げることはあっても、それを失わせることは出来ないのだ。
誰が言ったか、世界で一番遠くにあるページはそのページ自身の裏側であるという。そう考えることもまたきっと、不可能ではないはずだ。
「近かったすべてのものは、遠ざかる。」
夕暮れを思い書き記したゲーテの詩のごとく、そこにはある種の「距離」の識別の欠如と発生がある。私は幻想について語ろうとしている訳ではない。人間の積み重ねてきたひとつの認識の仕組みに立脚しながら、そこから逃れ出ててしまった偶然の暗号とでもいうべき世界の現出がたったひとつのページ、つまりははからずも製本された1枚の紙には宿っているにちがいない。
私はその1枚の紙を見つけ出す所作を『観光』と名付けた。これはある意味では、ルソーのなし得た風景の発見とも繋がりをもちうる、言ってみれば書物のなかにアルプスの大気を見出す行為である。太陽の光によって表裏をひとつにしたイメージたちは、一体となった内側に潜在したものを再表象することによってそれを証明するだろう。

                             鈴木諒一

※ TRANSHIP
  アンティーク素材の質感を大事にしながら、熟練の職人が、
  ひとつひとつ丁寧にリメイクしていく。数百年の経年変化を
  大切にし、そこに新たな価値を生み出す。「TRANSHIP」は、
  使い込むほどに価値が上がり、後世に受け継がれる、普遍的な
  プロダクツを提案していくインテリアショップです。

  142-0062 東京都
  品川区小山3-11-2-1F
  www.tranship.jp
  03 - 6421- 6055

関連情報

オープニングレセプション
2013年2月1日 18:00-20:00入場無料

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