LOVE展:アートにみる愛のかたち ―シャガールから草間彌生、初音ミクまで

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会 期
20130426日 -  20130901
開催時間
10時00分 - 22時00分
火 10:00-17:00
※入館は閉館時間の 30分前まで
休み
会期中無休
入場料
有料
一般 1,500円、学生( 高校・大学生 )1,000円、子供(4歳-中学生 )500円
※表示料金に消費税込
※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
※スカイデッキへは別途料金がかかります
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
情報提供者/投稿者
開催場所
森美術館
住所
〒106-6150 東京都
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
最寄り駅
六本木
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

 森美術館は、2013年4月26日(金)から9月1日(日)まで、開館10周年を記念して、「LOVE展:アートにみる愛のかたち」を開催します。
 2003年、森美術館は、全ての人にとって大切な「幸福」をテーマに、開館記念展「ハピネス:アートにみる幸福への鍵」を開催しました。10周年を記念する本展では、幸福に続く普遍的なテーマとして、人間の根源的な希求であり、古今東西、あらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けてきた「愛」に注目します。

 「愛」という言葉は一つでも、その内容は恋愛、家族愛、自己愛、人類愛など多様な広がりがあります。誰かをいとおしく思い、何かを大事にする気持ち、他者を受け入れる寛容さなどは、日々の生活の中で誰もが自然に抱く感情でしょう。しかし愛は同時に、執着、嫉妬、憎しみ、恨み、敵対心などの感情を呼び起こし、争いや確執の原因となることもあります。愛の名の下に生じる暴力や争いは、家庭から国家まで、あらゆる集団内で起こりうる問題です。
 一方、私たちはいま、世界の政治的、社会的、宗教的価値観が大きく変化する時代を迎えています。伝統的な仕組みとしての国家、家族、男女の関係などの概念もまた変容し、多様化しています。インターネットを通じて膨大な情報へのアクセスが可能となり、ソーシャルメディアなどによる今までなかった人と人のつながりの形も注目されています。新しい技術が遺伝子の仕組みから宇宙空間の広がりまで、私たちを取り巻く現実の姿を解明し、人間の生の意味を問い直しつつある中で、愛の形もまた新たな姿で立ち現れつつあるのかも知れません。
 愛の概念や定義は、地域や時代によって、また宗教観や文化によっても異なります。しかし、古今東西、愛に関わるテーマがあらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けて来たことは間違いありません。
 本展覧会では、国内外から集められた多様なアート作品を5つのセクション、「愛ってなに?」、「恋するふたり」、「愛を失うとき」、「家族と愛」、「広がる愛」を通して紹介し、複雑で変化に富んだ「愛」の姿をさまざまな視点から探っていきます。
 2011年3月に、東日本大震災という未曾有の大惨事を経験した日本において、私たちは愛や絆、人とのつながりの大切さを改めて強く感じています。本展覧会を通し、災害、不況、紛争が耐えない世界状況の中で、多くの人たちと共に愛と平和に満ちた社会を構築するために、共に歩んでいくことの重要性を呼びかけたいと思います。
 今後どのように世界地図が変化し、人々のコミュニケーションの方法が発達しても、愛は人類の根源的なテーマであり続けるでしょう。
 
 
セクション
■愛ってなに?
 「愛」を象徴する記号や言葉を通じて、愛のイメージをふくらませます。親しみやすいハートマークなどに隠された、愛の秘密を探ります。

■恋するふたり
 地域や文化を超えて大切なテーマである恋愛に焦点を当て、恋するふたりを取り巻く環境について考えます。

■愛を失うとき
 愛を失うことによる喪失感、後悔、執着、あきらめなど、さまざまな感情の表現を探ります。

■家族と愛
 人間が最初に出会う最小で密接なコミュニティーである家族と愛に着目しその複雑な側面について考えます。

■広がる愛
 物や自己へと向かう愛、平和への希求、テクノロジーの発達による新たな
 つながりの形態など、多様な愛と未来について探ります。
 
出展作家
アーデル・アービディーン、リチャード・ビリンガム、コンスタンティン・ブランクーシ、ソフィ・カル、マルク・シャガール、チャン・エンツー(張恩慈)、ジョン・コンスタブル、サルヴァドール・ダリ、ゴウハル・ダシュティ、ジョルジョ・デ・キリコ、ジム・ダイン、トレイシー・エミン、ギムホンソック、
ナン・ゴールディン、シルパ・グプタ、デミアン・ハースト、デヴィッド・ホックニー、アルフレド・ジャー、フリーダ・カーロ、メアリー・ケリー、
ルネ・マグリット、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ザネレ・ムホリ、ジャン=ミシェル・オトニエル、フランシス・ピカビア、オーギュスト・ロダン、
榮榮&映里、デヴィッド・シュリグリー、ローリー・シモンズ、ワッソーX.ワッソーとR.ヴィジェイ、エンタン・ウィハルソ、ジャン・シャオガン(張暁剛)、荒木経惟、浅田政志、初音ミク、出光真子、草間彌生、森淳一、村山留里子、西山美なコ、岡本太郎、オノ・ヨーコ、澤柳英行、TANY、
梅沢和木、吉永マサユキ、ほか

主催・協賛・後援

主催:森美術館
企画:南條史生( 森美術館館長 )、森美術館学芸部

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