開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
日曜休廊
最終日17時まで |
この情報のお問合せ |
MUSEE F
TEL/FAX 03-5775-2469 musee_f@omotesando-garo.com |
情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒150-0001 東京都
渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02 |
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最寄り駅 | 明治神宮前 |
電話番号 | 03-5775-2469 |
2008年4月、在日の小説家である金石範氏の小説の舞台である済州島を訪れた。これは氏のインタビュー本(*)に掲載する写真撮影のための渡航であった。飛行機が空港に着陸する寸前から、わたしは「良い気」がしていた。これは作品撮影のみならず様々な撮影においてうまくいく兆しであり、わたしはこの直感に忠実な行動をとることにより、あらゆる風景が写真に押し寄せてくると確信している。これは大事なことだ。
その滞在からちょうど1年後の4月、また翌年の4月、わたしは済州島を訪れた。
日本の対馬から韓国船に乗り、対岸の釜山、済州島への旅であった。
隣の国のことでありながら「そうではない」、自分の国でありながら「そうではない」、の繰り返し。
私は今いるこの地に両親からひきついだ血をしっかりと意識しながら、〈かの地〉から〈かの地〉へと移動をする。
カメラだけあればいい。 2010年9月 内田亜里
(*)「金石範 《火山島》小説世界を語る!」2010年 右文書院刊 ¥2520
(モノクロ写真58点掲載しています。 展示期間中ギャラリー内で販売いたします。)
オープニングパーティー:11/2 18時〜
鷹見明彦(美術評論家) + MUSEE F 企画