photographers’ gallery 企画 楢橋朝子写真展「とおすぎてみえたこと ─アムステルダム、黒姫」

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会 期
20121120日 -  20121202
開催時間
12時00分 - 20時00分
休み
月曜休
この情報のお問合せ
photographers’ gallery
160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401
tel/fax: 03-5368-2631
info@pg-web.net / www.pg-web.net
情報提供者/投稿者
開催場所
photographers’ gallery
住所
〒160-0022 東京都
新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
最寄り駅
新宿三丁目
電話番号
03-5368-2631

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この度photographers’ gallery では、企画展として楢橋朝子写真展を開催する運びとなりました。日本では3 年振りの個展となる本展では、アムステルダムと黒姫で撮影された新作が発表されます。また本展にあわせ、オリジナルプリント付きの書き下ろしエッセー『とおすぎてみえたこと(仮)』をphotographers’ gallery より刊行致します。
成田から直通だったはずのKLM は大阪に立ち寄り乗務員の交替などを行っているようだった。機内食や水を大阪で仕込んでいるそうだという声が聞こえてくる。
機内は比較的空いていた。脱出する人たちで空港はたいへんなことになっているようなイメージがあったがなんてことはない。スキポール空港へ到着、だいぶ予定時間を過ぎている。追い討ちをかけるかのように入国審査で足止めされた。これまで空港やホテルで、見せるだけで急に親切にされたことさえあった明るめの赤いパスポートだったが、今回ばかりは勝手が違った。後ろに並んだひとのため息が聞こえたようだった。ホテルの所在地と帰る便のヴァウチャーを確認されて通された。ホテルはギャラリストのウァウターさんが探してくれたものでこぢんまりとしていて使い勝手がいい。なによりしっぽの長いネコが2 匹、食堂やロビーをたえずうろうろしているのがいい。日本人らしき母子を食堂でみかけた。なぜ日本人と分かったのかといえば、子供が「ねこ」と叫んでいたからだ。母親はまだ若いようだった。子供は修学年齢になるかならないかではないか。なぜここにいるのか何となく想像できた。観光地に来ているような浮いたかんじやはしゃいだ明るさはなかった。かといって住み慣れたような勝手知ったる感も長逗留に飽きたような憂いさもなかった。たんたんとしていた。非日常での日常をすごしているかのように存在していた。言葉は交わさなかった。私が日本人であることは向こうは分かったのか分からなかったのか、私はたぶん一言も言葉を発さなかったはずだ。ひとり展示のために来た。アムステルダム、2011 年3 月30日。 (楢橋朝子『とおすぎてみえたこと(仮)』より)

▼トークイベント
展覧会会場にて本展作家とゲストによる対談を開催致します。
*楢橋朝子×鷹野隆大(写真家)
*11月22日(木)19時~(開場18:30) 料金:500円 定員25名 要予約

▼お申し込みはこちらから
http://www.pg-web.net/home/next/next.html

▼展覧会にあわせ、オリジナルプリント付きの書き下ろしエッセーを刊行致します。
*楢橋朝子『とおすぎてみえたこと』 オリジナルプリント付き 3種 各150部限定
*A5判/20頁/モノクロ 発行:photographers’ gallery 発行日:2012年11月20日 予価:1000円(税込)

▼楢橋朝子 NARAHASHI Asako 略歴
1959 東京都生まれ 1989 早稲田大学第二文学部美術専攻卒業
[近年の個展]
2011 「Coming Closer and Getting Further Away」ヴァウターファンリューヴェン、アムステルダム
2010 「Asako Narahashi」イランエンゲルギャラリー、パリ
2009-10 「Coming Closer and Getting Further Away」ローズギャラリー、サンタモニカ
2009 「half awake and half asleep in the water」ガン・ギャラリー、ストックホルム
「Coming Closer and Getting Further Away」東京アートミュージアム、東京
「フニクリフニクラ」ポートギャラリーT、大阪
2008 「half awake and half asleep in the water」ヨッシ・ミロ・ギャラリー、ニューヨーク
「half awake and half asleep in the water」ギャルリ・プリスカ・パスケール、ケルン
「アナザサイド」空蓮房、東京
[主なグループ展]
2011 「横浜プレヴュ」新港ピア、横浜
「續•彩虹— As Long As Rainbow Lasts 日本當代藝術家群展」ソカアートセンター、台北
「記憶の桜」リコーフォトギャラリーRING CUBE
2010 「Troubles de l’objectif」ホスピスアーブル、トゥルコアン、フランス
「Summit of the Six」ヴァンガードギャラリー、上海、
2009 「中国現代美術との出会い―日中当代芸術にみる21世紀的未来」栃木県立美術館、宇都宮
2008 「Water in Photography」ハイス・マルセイユ写真美術館、アムステルダム
「Heavy Light: Recent Photography and Video from Japan」 ICP、ニューヨーク
「7 Views toward the World」 ギャラリー・タチアート、ヘイリ(韓国)
2007 「Japan Caught by Camera: Works from the Photographic Art in Japan」上海美術館、中国
2006 「rapt! 20 Contemporary Artists from Japan」Centre for Contemporary Photography、メルボルン
2004 「横濱写真館」BankART1929、横浜
2003 「IMAGINE ☆ 楢橋朝子・開発好明」パルテノン多摩、東京
「JAPAN: Contemporary Ceramics and Photography」Deichtorhallen、ハンブルク
「photographers’gallery 展」中京大学Cスクエア、名古屋
2002-03 「BLACK OUT ― 現代日本写真」ローマ日本文化会館、パリ日本文化会館、国際交流基金フォーラム
2001-02 「手探りのキッス―日本の現代写真」東京都写真美術館、東京/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川
[出版]
2009 カタログ「近づいては遠ざかる」オシリス
2007 写真集『half awake and half asleep in the water』ナツラエリプレス(Nazraeli Press)
2003 写真集『フニクリフニクラ』蒼穹舎
1996-2000 写真誌『main』1号~10号(共著)、main 編集室 / 1997 写真集『NU・E』蒼穹舎
[受賞]
1998 日本写真協会新人賞 / 2004 写真の会賞 / 2008 東川賞国内作家賞
[コレクション]
ヒューストン美術館/東京都写真美術館/東京国立近代美術館/サンフランシスコ近代美術館/上海美術館/ポール・
ゲティ・ミュージアム/北海道東川町/沖縄県立博物館・美術館/ハイス・マルセイユ写真美術館/ BankART 19

主催・協賛・後援

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