ウラサキミキオ まどはひらかれとじられる

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会 期
20241209日 -  20241214
開催時間
11時30分 - 18時30分
土曜日〜17:00
休み
日曜日
クリエイター在廊
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有
子連れ
この情報のお問合せ
ギャラリイK Gallery K
03-3563-4578
galleryk@nifty.com
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャラリイK
住所
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F
最寄り駅
京橋
電話番号
03-3563-4578

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 ウラサキミキオは日常の風景や事物など、誰もが目にすることのできる対象を描く作家です。けれども彼は、実際に見えているとおりがこの世界の真実なのではない。目に見えているものとは、実は私たちが生きている間に経験によって積み上げた「ものの見方」なのであって、「もの、そのもの」ではない、と信じています。なぜなら彼は「ものの見方」に裂け目が生じ、その向こうの「もの、そのもの」が姿を現す瞬間をしばしば体験しているからです。その瞬間を彼は「窓が開かれる」と言い表します。そしてその窓は、向こう側を確かめようとする間も無く、すぐに閉じてしまうとも。彼が描こうとしているのは、まさにそういう感覚なのです。
 では、その感覚とは、どのようにすれば絵画で表現し得るのか? ウラサキは、その難問を解く一つの鍵になる考え方として、数学における実数と虚数の関係を挙げています。二乗すると「ー1」になるというあり得ない数「虚数」を定義し、用いることで、現実世界の様々な現象を数式で表現できるという事実。まさに「虚」を描かずして、この世の真実は表せないということ。彼の絵画に登場する不思議な軌跡を描く絵の具のかたまり、実際には見えていないはずのめくるめく色彩の混ざり合い、それらは目に見える「実」の世界とその向こう側の「虚」の世界の間を往復するための鍵になるものなのです。

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