開催時間 |
13時00分 - 20時00分
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クリエイター在廊 |
有
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
info@hakusen.jp
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒166-0004 東京都
杉並区阿佐谷南1-36-14 ハウス白鳥1F-B |
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最寄り駅 | 阿佐ヶ谷 |
電話番号 | 03-5913-9286 |
東京タワーの蝋人形館でキャリアを積んだ蝋彫刻師、杉本英輝の20年ぶりの個展を開催いたします。
■ 展示によせて
実に20年振りの個展です。狭いアパートの台所で蠟の作品を作り始めてから、30年以上経ちました。制作当初の目標は「マンネリ」でした。同じような物をずっと作り続けようと漠然と考えていました。制作中に閃いた形を次の作品で活かすように、しりとりみたいに制作してきました。けれど今回の展示にあたって自分の作品を振り返ってみると、素材と手法こそ同じですが、形態にかなりバラつきがあると感じました。完成させた作品でさえ、その形が把握できるまでかなりの時間を要します。まして、初めて観る方はどう感じるのか、見当がつきません。「マンネリ」は本当に難しい。この歳になって、やっとその事に気付きました。
今回展示した蠟彫刻作品7点は、2011~2024年にかけて制作したものです。この個展は、自分自身のヒストリーであると同時に、出逢った人達とのヒストリーでもあります。篦棒に時間が掛かった作品もありますが、それはそれとして。気軽に見て頂ければ幸いです。
杉本英輝
■ イベントスケジュール
11月15日(金)
オープニングトーク「弥勒とタルホと蠟彫刻」 18:00 -18:30
with 近藤十四郎(デザイナー/ミュージシャン) × 今村守之(文筆家)
近藤十四郎ミニライブ「この歌が終わったら世界はHEAVENだ」18:30 -19:00
11月16日(土)
ギャラリートーク「40年越しの講評」 17:00-18:00
with 大野左紀子(文筆家)
2008年に『アーティスト症候群 アートと職人、クリエイターと芸能人』という書籍と出会い、あまりの面白さに一気に読み終え略歴を見ると、著者は私の予備校時代の恩師である事が判明。喜んだのも束の間、厳しく指導された想い出も蘇って来ました。予備校時代から現在の作品に至るまでを、大野さんの著作物と絡めながら、「40年越しの講評」みたいなかたちでトークをします。大野さんはその後、『「女」が邪魔をする』(2009)、『アート・ヒステリー 何でもかんでもアートな国・ニッポン』(2012)、『あなたたちはあちら、わたしはこちら』(2015)等、アートとジェンダーに関する興味深い本を執筆しています。
11月19日(火)
ギャラリートーク「性表現と形態について」 18:00-19:00
with 会田誠(現代美術家)
会田誠さんの文章及び文体が凄く好きで、新刊が出る度に拝読していますが、『げいさい』(2020)と『性と芸術』(2022)には心底唸らされました。この2冊は、それぞれ小説と自作解説の形を取りながら、優れた「美術批評」、と言うより「美術批評批評」になっています。今回はこの2冊の話を絡めながら、「性表現と形態」についてトークをします。 会田さんの絵画作品『無題(通称=まんが屏風)』(1986)の試作か草案のようなものを、彼の大学のアトリエで拝見した時は、お互い20か21歳でした。その時に感じた「けったいな絵を描くけったいな人」と言う印象は、40年近く経った今でも全く変わっていません。
11月24日(日)
ギャラリートーク「溶解・人体・ゾンビ・蠟」 18:00-19:00
with 遠藤徹(英文学者)× 石原剛一郎(編集者)
英文学者で、ホラー小説家でもある遠藤徹さんのデビュー論集『溶解論 不定形のエロス』(1997年)は衝撃でした。ゴジラの「溶解」に始まり、アメーバ・SFX・プッチンプリン・巨乳・ウイルス・数字・整形手術などバラバラな事象を「不定形なもの」という一点で縦断し、分析を試みます。人体、可塑性物質、化学物資、ゾンビについての著作でも同様に切り込み、更にどの本も映画や文学の援用が豊富で、特殊なガイド本としても楽しめます。今回は、『ゾンビと資本主義 ―主体/ネオリベ/人種/ジェンダーを超えて』(2022年/工作舎)の担当編集者の石原剛一郎さんを進行役に、「不定形なものへの偏愛」について語り合います。
ギャラリートークについての注意点
ギャラリートークは投げ銭制です。会場は20人前後しか入場出来ません。メール、電話等による予約は受け付けておりませんので、早めにギャラリーにお越し下さい。人数が定員に達した場合、入場をお断りする場合があります。