ドラッグ&ドロップ 展

2012/6/11-6/23 Ogalleryeyes
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    会 期
    20120611日 -  20120623
    開催時間
    11時00分 - 19時00分
    土曜日-17:00
    休み
    日曜日
    この情報のお問合せ
    Oギャラリーeyes
    TEL:06-6316-7703
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    Oギャラリーeyes
    住所
    〒530-0047 大阪府
    大阪市北区西天満4-10-18 石之ビル3階
    最寄り駅
    淀屋橋駅
    電話番号
    06-6316-7703

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    [展覧会趣旨]
    ドラッグ&ドロップ(drag and drop)とは、PC操作で画面上のマウスポインタをアイコンなどに重ねた状態でマウスボタンを押し、そのまま移動(ドラッグ)させ、別の場所でマウスボタンを離す(ドロップする)ことです。画面上のデータを仮想的に「引きずり」別の場所に「落とす」操作であることから、ドラッグアンドドロップと呼ばれていますが、美術作品においても、それぞれの視点の反映となる模像を捉え、それを引き出し媒材に落とし込むという方法は、PC操作による過程との違いはあるものの、様々な経験や感覚、イメージの派生を間に挟みながらドラッグとドロップを繰り返しているといえるでしょう。本展では絵画作品を制作している作家へ写真を媒材に制作を依頼し、対象を写真に落とし込むという手法を通じて、画面に潜む背景や、これまで絵画の中で体現されてきた内観的な要因を振り返ります。

    [作家コメント]
    ■俵 萌子 Moeko Tawara
    写真を撮るときも絵を描く時も、何かを待つような意識がある。私自身も正体を掴めない潜在的な欲求を満たすような光景が画面に現れるのを待っている。
    写真に写し取られた光景は切り取られ、選び取られた時点で作者の欲望を担うことになる。絵を描くときもまた絵具を乗せ、拭き取る行為のなかで自分が何を必要としているのかという問いと向き合わなくてはならない。
    結局掴みたいイメージは一つしか無く、そこへ向かって選んだり捨てたりを繰り返しているのだと思う。

    ■西村みはる Miharu Nishimura
    ありふれた自然の中に、ありふれた日常の中に、たくさんの被写体がある。
    偶然に見つけたモチーフの中で、構図や色彩のバランス、表現意図を確かめながら、自分のイメージに合ったフレームで写真を撮る。
    自分が何に感動し、それをどのように表現するか、ファインダーを覗いてシャッターを押す。それは、キャンヴァスに絵具をのせて自分を表現するという絵画では表現出来ない方法で、頭の中のイメージを頼りに一枚一枚の瞬間に思いを込めてシャッターを押す。写真家が写真に魅了されるのは、光の妙なのかもしれないと感じる。光があるところには当然影が生まれる。光は影があって際立つ。その光と影の調和が写真という媒体の持つ素晴らしさなのかもしれない。
    時間を止め、瞬間に刻まれた光と影の存在を、陰と陽の存在を、写真を通して再確認した貴重な時間を歩んだ。

    ■山景美季 Miki Yamakge
    写真は複製が可能なメディアとして、何かのための手段、情報を伝えるためなど、目的を求められる機会の多い表現だと思います。
    私は絵を描くために写真を映すことはありません。それは、写真に何も求めていないからです。
    何かのためではなく、インスピレーションや衝動を核に映されたものを、本当の意味で複製することはできないと私は信じています。

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