開催時間 |
11時00分 - 19時00分
最終日は17:00まで |
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クリエイター在廊 |
有
未定 |
入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
art Truth
tel 045-263-8663 |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒231-0023 神奈川県
横浜市中区山下町112-5 日絹パークビル1F |
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最寄り駅 | 元町・中華街駅、石川町駅 |
電話番号 | 045-263-8663 |
野の草木や花をイメージした抽象版画作品展です。
センスの光るすてきなシルクスクリーン作品約20点展示いたします。
~作品展に寄せての作家の言葉~
「野の形象」
「野」とは一般的には自然の広い平地、また山裾の傾斜地のことです。そして「野鴨」「野文」のように、ある語に冠して「野生の」「正式でない」などの意を添えます。さらに建築で「野桁」といえば、外から見えない桁を指します。このように日本語には「野」の付く言葉が沢山あり、その意味も使い方も多用で、そのことによって日本人の「野」に対する深い思い入れを知ることが出来ます。
いうまでもなく、今回の主題である「野の形象」は、必要条件としての自然の形を拠り所にした表現を指していますが、たとえば前述の用例に加え、「野掛」や「野礼」などの言葉も含めて、「野」に付加される充分条件としての情緒や他意性を内包しています。
技法として用いているシルクスクリーン印刷は、極めて合理的かつ平板な版式で、本来は寸分違わない多数の複製物を刷るのに適していますが、私は、そんな版式の特性を逆手にとって、小数枚、あるいは一枚に限定した版画を制作することで作品の差別化を目指しています。また、最近のシルクスクリーン印刷では、安全面や利便性を優先して水性インキを使うことが常になりましたが、私は印刷本来の味わいと表現の多様性に惹かれ、今でも油性インキを使って制作しています。