画技継承 森狙仙から森祖雪、さらに鎌田巌泉へ

森狙仙 親子猿図
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    会 期
    20241102日 -  20241104
    開催時間
    10時00分 - 15時00分
    クリエイター在廊
    入場料
    無料
    展覧会の撮影
    作品の販売有無
    展示のみ
    子連れ
    この情報のお問合せ
    boozer@ymail.ne.jp
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    いきいきプラザ一番町区民ギャラリー
    住所
    〒102-0082 東京都
    千代田区一番町12
    最寄り駅
    麹町
    電話番号
    03-3265-6311

    詳細

    展覧会内容

    【開催概要】
    名  称 画技継承 森狙仙から森祖雪、さらに鎌田巌泉へ
    主  催 呑兵衛コレクション(個人)
    会  期 令和6年11月2日(土)〜11月4日(月祝)
    開催時間 午前10時〜午後3時
    会  場 いきいきプラザ一番町 区民ギャラリー
         〒102-0082 東京都千代田区一番町12番地
         電話03-3265-6311
    観 覧 料 無料
    連 絡 先 boozer@ymail.ne.jp

    【開催主旨】
     森狙仙の門人として森徹山、森雄仙、森祖雪、森春渓、森玉仙、山本雲渓、大内蘚圃、鎌田巌松らが知られています。門人8人の作品を、昨年奈良市美術館で開催した「お久しぶりどす、寛齋はん。森寛斎と先達たち」で展覧しました。今回は狙仙風の猿画を描いた、森祖雪と鎌田巌泉に注目します。
     祖雪の名が初めて世に出たのは、寛政2年(1790年)刊の「浪華郷友録」とされています。そこには「森貴徳 号祖雪 周峯男 森量蔵」とあります。しかし狙仙のすぐ上の兄、周峰の実子としては、のちに狙仙の養子となった徹山が知られ、また祖雪の作品に確認できるのは「貴峰」の印です。このように「浪華郷友録」は、その内容に精査を要するところもありますが、祖雪の初期の画業を知る手がかりとして貴重な資料です。
     また、明治16年(1883年)刊の「扶桑画人伝」巻四、狙仙の項には「門人数多アリ就中金田芦江森祖雪森春渓森玉仙等ハ殊ニ画ヲ能クス」と、祖雪の秀でた画力についての記述が見られます。
     他方、巌泉も謎だらけの画人でしたが、近年の研究により、狙仙の門人のひとりであった鎌田巌松の次男であることが明らかになりました。「農商務省博覧会掛版 第二回内国絵画共進会 出品人略譜」にこのことが記されています。また、巌泉は猿画以外にも人物画や仏教画なども手がけたとされ、当時の画壇では森派ではなく巨勢派の画人のひとりに数えられていました。
     今回は狙仙、祖雪、巌泉の作品に加えて周峰の作品も出陳します。作品を見比べると狙仙の毛描きが、いかにていねいに受け継がれているかがわかります。

    【見どころ】
     国内で確認されている作品が少ないと言われている祖雪の作品4作品を展覧します。このうち3作品は猿図で残り1作品は猪図です。この猪図は中之島香雪美術館が収蔵する狙仙の猪図と瓜二つです。
     さらに、「扶桑画人伝」巻四、狙仙の項にその名を見る森玉仙の猿図も出陳します。玉仙の作品はこれまで展観された記録がありません。

    【主な作品】
    森狙仙筆  親子猿図 「猿描き狙仙三兄弟」図録掲載
    森祖雪筆  双猿図 
          岩上群猿図
          親子猿図
          猪図
    鎌田巌泉筆 群猿図扁額 「大阪歴史博物館研究紀要第21号」掲載
          雪中樹上群猿図
    森周峰筆  双猿図
          梅月猴抱子図 「猿描き狙仙三兄弟」図録掲載
    森玉仙筆  猿図

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