開催時間 |
11時00分 - 19時00分
土日祝 17時00分まで |
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休み |
月曜日
祝日の場合は翌日 |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
NANZUKA
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒100-0006 東京都
千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階 |
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最寄り駅 | 有楽町 |
電話番号 | - |
この度NANZUKAは、Yoshiaki Inoue Galleryとタッグを組み、CADAN有楽町において合同企画展「GUTAI x POP UNDERGROUND」を開催いたします。また、本展のキュレーションは井上彰人が担当します。
戦後を代表する芸術運動「GUTAI」の創始者でありリーダーの吉原治良は、「ひとの真似をするな」、「いままで見たことの無いものを作れ」という言葉で若い作家たちを挑発、鼓舞しました。この言葉は、若いGUTAIのメンバーたちに自己表現を追求し、独自の芸術の道を歩む勇気と自信を与えました。彼らは他者に左右されることなく、自分自身の内なる芸術的な声を信じ、それを具現化することに取り組みました。
一方で、ポップカルチャーと現代美術の接続を目指し、デザイン、イラスト、ストリート、漫画、ファッション、ミュージックなど、周辺分野における創造性をアカデミックに扱うNANZUKAは、日本のアートシーンの外でのみ評価されてきた才能を再評価し、唯一無二の方法で国際的な現代アートの舞台での紹介に努めています。
「GUTAI」のメンバーたちが示した独自性と想像力はどのように現代のアーティストたちに受け継がれているのか。本展はGUTAIの作家6名と、新たな形で表現の幅を拡張し続けるNANZUKAの気鋭のアーティスト8名によるコラボレーション展となります。
Yoshiaki Inoue Galleryの「GUTAI」から、「円」をモチーフとした作品で知られる、「GUTAI」創設者の吉原治良、未知なる自然を創作の源とし、絵の具や塗料を直接キャンバスに流し込み川の流れや細胞分裂といった流動的な抽象絵画を発表した元永定正、新聞紙を貼り合わせたキャンバスに穴を開けた作品「穴」、絵の具の入った瓶をキャンバスに投げつける「瓶投げ」など、「具体」メンバーの先駆的なパフォーマンスの中で、最も過激な作品を制作した嶋本昭三、既存の絵画に飽き足らず、天井から吊るしたロープにつかまり、床に広げたキャンバスの上に絵具を置いて縦横無尽に足で描くフット・ペインティングで今なお国際的に高い評価を得ている白髪一雄、現在もパリを拠点におき、半世紀以上にわたり、ボンド(ビニール接着剤)をキャンバスに流し、鉛筆で黒く塗りつぶす作品を制作し続けている松谷武判と、広告デザイナーを経て「ひとのかたち」をモチーフに絵画、彫刻、版画など多彩な分野で今なお精力的に制作活動を行う中辻悦子の作品を紹介します。
また、NANZUKAからは、東京藝術大学院で漆芸を学び、以後視覚的な情報が生物に与え得る情報をテーマに様々な造形作品を制作する中村哲也、幾何学的な平面構成や記号的な要素を取り込みながら、都市の風景や建築物、樹木や水辺といった自然の風景などをコラージュし、近未来的な印象で描く佃弘樹、素材本来の持つ特性に立ち返り、創作における無心性、理由のない衝動といった人間の原初的衝動ともよぶべき創造性に基づき、「意味の定まらない」造形物を制作する大平龍一、制作者と鑑賞者、イメージと物質、リアルとバーチャルなどを二項対立で捉えることなく、その間を移動する存在、その狭間に埋れた目に見えないが確かにあるもの、言葉にしがたい感覚などへ意識を向け、自身にとってのリアリティを掴み取ることを目指し制作を行う谷口真人、植物や胞子、細胞、化石などから着想を得て、油彩やドローイングに加え、木彫と陶芸を組み合わせた彫刻作品を制作する福本健一郎、私たちが日常的に口にする食品の材料(黒ごまやタピオカ粉など)に、顔料とメディウムを混ぜ合わせた独自の「絵の具」を開発して、絵画作品を制作する安部貢太郎、そして、イラスト、フライヤー、ポスター、写真、映像、アニメーションなど多岐に渡る表現の幅を武器に、1950~1970年代から現在に至るまでの映画、音楽などの古今東西の創作物から影響を受けた多彩な作品を制作する村松佳樹、歴史と自然に敬意を表した儀式や祈願の行為を制作のテーマに、枠組みにとらわれない作品スタイルで、デザイナーとしてファッションシーンでも活躍を続ける岡﨑龍之祐の作品を発表します。
皆様に本展をお楽しみいただけますと幸いです。
出展作家名
Yoshiaki Inoue Gallery
吉原治良、元永定正、白髪一雄、嶋本昭三、松谷武判、中辻悦子
NANZUKA
中村哲也、佃弘樹、大平龍一、谷口真人、福本健一郎、安部貢太郎、村松佳樹、岡﨑龍之祐
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