開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
日曜日,月曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
info@zen-foto.jp
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-0032 東京都
港区六本木6-6-9 ピラミデビル208 |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-6804-1708 |
9月21日(土)まで、禅フォトギャラリー15周年記念展を開催中です。禅フォトギャラリーは中国と日本の写真を専門に紹介するギャラリーとして、2009年9月18日に渋谷の地でマーク・ピアソンがオーナーとなり開廊しました。2011年2月に現在の六本木に移転、その後東アジア全般を専門領域とし、本年は開廊15周年を迎えます。10周年を迎えた2019年以降の5年の間に日常生活を激変させたコロナ禍をはさみながらも、開廊以来写真展開催と合わせて制作を続けてきた写真集のタイトルは現在170を超える膨大な数となりました。さらに昨年は劉珂&晃晃『Mirror』が造本装幀コンクールにて審査員奨励賞を、今年は黃勤帶『’89 Tiananmen』がアルル国際写真祭2024のブックアワードにてHistorical Book Awardを受賞するなど国内外の賞で高い評価を得ることができました。今回は開廊15周年を記念し、これまで禅フォトギャラリーが刊行した国内外の90名を超えるアーティストによる170タイトル以上の写真集を一堂に会する形で展示しております。1冊1冊をお手に取ってご覧いただき、禅フォトギャラリーが作家とともに歩んできた軌跡をご総覧ください。
会期中の9月14日(土)16時より18時まで、ギャラリーにて15周年記念パーティーを開催いたしますので、是非お運びください。
15周年記念パーティー:2024年9月14日(土) 16:00-18:00
8月24日(土)から9月21日(土)まで、禅フォトギャラリー15周年記念展を開催いたします。禅フォトギャラリーは中国と日本の写真を専門に紹介するギャラリーとして、2009年9月18日に渋谷の地でマーク・ピアソンがオーナーとなり開廊しました。2011年2月に現在の六本木に移転、その後東アジア全般を専門領域とし、本年は開廊15周年を迎えます。10周年を迎えた2019年以降の5年の間に日常生活を激変させたコロナ禍をはさみながらも、開廊以来写真展開催と合わせて制作を続けてきた写真集のタイトルは現在170を超える膨大な数となりました。さらに昨年は劉珂&晃晃『Mirror』が造本装幀コンクールにて審査員奨励賞を、今年は黃勤帶『’89 Tiananmen』がアルル国際写真祭2024のブックアワードにてHistorical Book Awardを受賞するなど国内外の賞で高い評価を得ることができました。今回は開廊15周年を記念し、これまで禅フォトギャラリーが刊行した国内外の90名を超えるアーティストによる170タイトル以上の写真集を一堂に会する形で展示いたします。1冊1冊をお手に取ってご覧いただき、禅フォトギャラリーが作家とともに歩んできた軌跡をご総覧ください。
禅フォトギャラリー15周年によせて
5年前、Zen Foto Galleryの10周年記念のために書いた文章は今でも有効だ。一言一句変えるつもりはない。
私がこのギャラリーを始めたのは日本の写真家に触発され、魅了されたからであり、このギャラリーを続けてきたのは日本、中国、香港、韓国、その他の国々の写真家に触発され続けてきたからである。
私は写真の専門家でもギャラリーを運営する専門家でもない。むしろ逆の方が真実に近い。とはいえ、もし私がすべてを理解してしまったら、それは平凡なものになってしまい、魅力が失われてしまうだろう。だから、私は自分の無理解を讃える。興奮は旅の中にあるのであって、到着の中にあるのではない。
このギャラリーは商業的には失敗だった。しかし、私の人生における最大の成功のひとつである。
とはいえ、この5年間に変化があった。新しさという絶対的なスリルが薄れてきたのだ。この5年間の多くは、COVID-19にまつわる制約によって汚された。私自身、2020年3月から2023年3月までの間、日本に行くことができなかった。
ギャラリーとしても歳をとった。「成熟した」と言うべきかもしれない。10年以上の付き合いのある写真家と仕事をすることが多くなった。過去5年間に開催した50回の展覧会のうち、44回はこれまで何度も一緒に仕事をしているアーティストのものだ。そうでないものはわずか6回だった。
私たちの写真集は、国内外でより多くの賞を受賞し、私たちのアーティストたちは主要な写真賞を受賞している。
私はこの商業的に成功していない事業を支援し続けるべきかどうか自問している。私や家族への経済的負担は別として、私は2020年から地球の裏側のイギリスに住んでいる。なぜ私が東京でギャラリーを経営しなければならないのか?フルタイムの仕事と、もうひとつ複雑な事業を運営する責任があるのに、なぜ東京でギャラリーを運営しなければならないのだろうか?それに大家族もいる。
しかし、人間関係の構築、旅行や新たな機会の提供、展覧会や書籍の制作、東京や世界中の人々に私たちが紹介した作品を観てもらう機会など、何らかの形で世界の人間の幸せの総和を増やすことができればと願っている。
私たちは確かに痛く恥ずかしい失敗もしてきた。私たちがそこから学んでいることを願っている。何を変えるべきか?私たちは展覧会を作りすぎたのかもしれない。もしかしたら、やってはいけない展覧会をいくつかやってしまったのかもしれない。しかし、最近の50回の展覧会のうち、私が後悔しているものはひとつもない。
私が望むのは、一緒に仕事をしてきたアーティストがより高い評価を得るようになることだ。私は彼らがどれほど懸命に働き、どれほど献身的で、ひたむきで、素晴らしくクリエイティブであるかを知っている。
最後に、同僚たちについて一言。私は素晴らしい人たちと仕事ができて幸運だった。最初の10年間、アマンダは私たちの存続と発展に不可欠な存在だった。彼女はさらなる飛躍を遂げ、私は幸運にも友人であり続けることができている。ニナとボニーはギャラリーの運営、アーティストとの関係、顧客との関係、そして特に私との関係など、非常に難しい仕事を献身的に続けてくれている。私は彼女たちの忍耐と持久力、そして手腕に感謝している。大西さんの友情とサポートにも感謝する。
少年時代、私は走るのが得意だった。長いレースのスタートではランナーたちはかなり速くスタートし、数百メートル走ったところで持続可能なペースまで減速する。私たちはこのレースの中盤にとどまり、最後のラストスパートはまだ必要ないことを願っている。
禅フォトギャラリー
マーク・ピアソン