開催時間 |
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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休み |
2024年12月31日、2025年1月1日
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入場料 |
有料 一般・大学生:2800円(2550円)、小中高生:1800円(1550円) ※( )内は前売り料金。前売り券は、主要コンビニエンスストア並びにチケットぴあにて販売 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
岡田美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒250-0406 神奈川県
足柄下郡箱根町小涌谷493-1 |
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最寄り駅 | 小涌谷 |
電話番号 | 0460-87-3931 |
岡田美術館では、2024年12月15日(日)~2025年6月1日(日)まで、特別展「御舟と一村、珠玉の日本画 一明治から現代までの巨匠とその名作-」を開催いたします。
速水御舟は、明治末期から昭和初期まで東京で活躍し、近代日本画に大きな足跡を残しました。その優れた作品と清廉で求道的な制作態度に、当時の画家たちが尊崇の念を寄せ、14歳年下の田中一村もまた、御舟を尊敬した一人でした。2025年、御舟の没後90年の節目を迎えることを記念し、当館に収蔵されるそれぞれの代表作、御舟「木蓮(春園麗華)」と一村「白花と赤翡翠」を中心に、御舟の作品4件と一村の作品7件を一堂に展示します(うち一村の2件は個人蔵、他は当館蔵)。
併せて、狩野芳崖・橋本雅邦・富岡鉄斎・大橋翠石・横山大観・下村観山・菱田春草・川合玉堂・上村松園・鏑木清方・小林古径・前田青邨・奥村土牛・土田麦僊・村上華岳・東山魁夷・加山又造などの作品を展観し、明治初期から大正を経て昭和後期に至る、計50件の珠玉の日本画をお楽しみいただきます。
見どころ1 名画の競演 -御舟「木蓮」と―村「白花と赤翡翠」-
御舟の「木蓮(春園麗華)」と一村の「白花と赤翡翠」は、自然の姿が格調高く描き表され、それぞれの代表作品に位置付けられます。制作の時代や環境、画壇の評価の有無、紙に水墨・絹に着色という素材や技法などの違いを超えて、ともに高い絵の境地を目指していたことを伝えています。
この2点を向かい合う形で展示し、「名画」のすばらしさを心ゆくまで味わっていただくコーナーです。
見どころ2 素材に注目 -岩絵具・金・雲母・墨-
御舟は、日本画家の中でもとりわけ絵具とその使用法に独自の研究を重ねたことが知られています。一方、一村は、奄美大島での極めて質素な生活の中で、上質な絵具を東京から取り寄せていました。千葉に住んだ頃の作品にも、絵具や素地を工夫して表現した様子がうかがえます。2人の作品の素材に注目しながら、それぞれのこだわりの表現をお楽しみいただきます。
見どころ3 明治・大正・昭和の巨匠とその名作
近現代の日本画は、岡田美術館のコレクションの主要な一群をなし、東京画壇、とりわけ日本美術院で活躍した画家たちの作品を中心に、京都画壇の作品や、画壇から距離を置いて制作した画家の貴重な作品を合わせて収蔵しています。約30人の画家による計50件の優品とともに、明治・大正・昭和という100年余りの時代を追いながら、豊かな日本画の世界を展観します。
■講演会
『速水御舟の絵画世界』
2025年3月22日(土)13:00~14:30 小林忠(岡田美術館館長)★
『田中一村と奄美大島』
2025年5月10日(土)13:00~14:30 小林忠(岡田美術館館長)★
■関連講座
『御舟と一村 -理想の絵を求めて-』
2025年2月22日(土)13:00~14:30 小林優子(岡田美術館学芸員)
■特集展示スライドトーク
『やきもの鑑賞ガイド -日本陶磁の色-』
2025年4月12日(土)13:00~14:00 塩谷尚子(岡田美術館学芸員)
■館長によるスライドトーク
2024年12月26日、2025年2月13日、4月17日いずれも木曜日13:30~
■学芸具によるギャラリートーク
2024年12月27日~2025年5月19日毎週月・金曜日11:00~
月曜、常設展示、金曜特別展「御舟と一村、珠玉の日本画」
★マークのついた【講演会】のみ事前申し込み(0460-87-3931)が必要です。