黄土水とその時代 — 台湾初の洋風彫刻家と20世紀初頭の東京美術学校

黄土水 《甘露水》 1919年 文化部(国立台湾美術館により管理)

黄土水 《甘露水》 1919年 文化部(国立台湾美術館により管理)

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    会 期
    20240906日 -  20241020
    開催時間
    10時00分 - 17時00分
    最終入場16:30まで
    休み
    月曜日
    9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)
    ※ただし9月16日(月・祝)、9月23日(月・振休)、10月14日(月・祝)は開館
    入場料
    有料
    一般900円(800円)、大学生450円(350円)
    ※( )内は前売り料金 ※高校生および18歳以下無料 ※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などをご提示ください) ※前売券は7月17日(水)から9月5日(木)まで販売 ※主なチケット販売場所:公式電子チケット「アソビュー!」、電子チケット「スマチケ」、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット ※チケット購入時に手数料がかかる場合があります。
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    050-5541-8600 (ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    東京藝術大学大学美術館
    住所
    〒110-8714 東京都
    台東区上野公園12-8
    最寄り駅
    上野
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    台湾出身者初の東京美術学校留学生として知られる彫刻家・黄土水(1895-1930)。東アジアの近代美術に独自の光彩を与える彫刻家として近年ますます評価を高めており、本国では2023年に代表作《甘露水》(1919)が国宝に指定されました。
    本展では、国立台湾美術館からこの《甘露水》を含む黄土水の作品10点(予定)と資料類を迎えて展示するとともに、藝大コレクションより彼が美校で学んでいた大正から昭和初期の時期を中心とした洋画や彫刻の作品48点(予定)をあわせて紹介します。
    日本の伝統的感性と近代美術との融合をめざした黄土水の師・高村光雲とその息子光太郎、《甘露水》にも通じる静かな情念をたたえた荻原守衛や北村西望の人物像、あるいは藤島武二、小絲源太郎らが手掛けた20世紀初頭の都市生活をモチーフとした絵画、台湾出身の東京美術学校卒業生の自画像作品など、バラエティに富んだ作品群を用意してお待ちしております。
    台湾随一の彫刻家・黄土水が母校に帰ってくる――その歴史的瞬間を自らの眼でお確かめください。

    みどころ
    1 台湾の国宝《甘露水》、日本初上陸!
    昨年国宝に指定されたばかりの黄土水の代表作《甘露水》。台湾本国では同年、国立台湾美術館にて本作を含む黄土水の大回顧展が開かれ大きな話題を集めました。早くも本年、彼の母校(東京美術学校)の後身である東京藝術大学に本作がお目見えします。彼の他の作品群とともに本作を観る絶好の機会となります。

    2 黄土水の学んだ時代、日本の美術界は……?
    黄土水が東京美術学校に入学した1915年から東京で病にて夭折した1930年までの時代は日本の近代美術においても大きな激動期でした。本展ではこの時代に活躍した高村光雲、高村光太郎、平櫛田中、荻原守衛、朝倉文夫、建畠大夢といった彫刻家、あるいは藤島武二、和田英作、小絲源太郎、津田青楓、石井鶴三(彼は彫刻家でもあります)ら洋画家の作品を紹介します。台湾からやってきた青年黄土水が東京で何を学んだか。それを知ることで黄土水への理解がより深まることでしょう。

    3 台湾出身の洋画家たち
    東京藝術大学大学美術館の顕著な特長として、卒業生たちの作品が遺されていることを挙げなければなりません。本展でもその利点を活かし、陳澄波や顔水龍、李梅樹といった近年評価を高めている台湾出身の近代洋画家たちの作品群約10点を紹介します。

    主催・協賛・後援

    主催:東京藝術大学,国立台湾美術館
    助成:公益財団法人野村財団、公益財団法人朝日新聞文化財団、芸大フレンズ賛助金、T-CONTENT黒潮計畫

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