開催時間 |
11時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで |
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休み |
日曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
Gallery Q
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒104-0061 東京都
中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3F |
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最寄り駅 | 銀座 |
電話番号 | 03-3535-2524 |
アーティスト高橋寛は20代から、自身が「強い衝撃を受けた外的な出
来事(事件・事故・戦争・生死)」をテーマにした平面作品や、パフォーマ
ンスアートを、国内や海外で発表してきた。
10年前から、自らの創作の原点に戻り、「変化しつづける線の痕跡Traces
of ever-changing lines」をテーマに作品創りに取組んでいる。
高橋寛の作品は、白い紙の上に、1本の線をランダムに描き始める。
大小さまざまな形や色の線が幾重にも変化しながら重なり消えてはまた現
れる。やがて時間の経過とともに描いた線の集積は、統一感と調和を保っ
た何物かの塊になり、痕跡となる。しかし、痕跡はさらに変化しつづけて
決して終わることがない未完成の状態である。この痕跡は、高橋寛が描く
行為として「生きた時間の痕跡」である。
雲や川の流れは、現れて変化しながら動き、やがて消えてまた現れるを繰
り返す。植物や動物や人間の営みも、けっして止まる事なく続き、生命は
生まれて変化しながら死に、また生まれるを永遠に繰り返していく。
私たちは、宇宙のビックバーンのように終わりが見えず、限りなく変化しな
がら拡がり続けるこの世界から逃れることはできない。
高橋寛がアート作品を作る意味は、そんな自然や宇宙の流れに身を任せ、
この世の成り立ちを実感し体感したい願望の行為でもあるのだ。