笠木恵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」第2章「ロスアラモス:湯川秀樹」

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会 期
20240318日 -  20240330
開催時間
11時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで
休み
日曜日
入場料
有料
500円(プロジェクト支援金として)
イベント時入場料:1000円
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
Gallery Q
情報提供者/投稿者
開催場所
Gallery Q
住所
〒104-0061  東京都
中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3F
最寄り駅
銀座
電話番号
03-3535-2524

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

昨年世界で公開されたクリストファー・ノーラン監督映画
「オッペンハイマー」が2024 年日本でも公開されることになった。
オッペンハイマーはアメリカ・ロスアラモスに原爆製造の研究所をつくった物理学者である。

2022年に開始した笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」は物理学出身の現代美術家笠木絵津子が、原爆や原発を産んだ現代物理の現在と過去を取材し一般市民に伝えるプロジェ クトである。

世界中の現代物理関連施設や科学者を10 年計画で訪ねる予定である。
今回は2年目2023年に取材編集した「ロスアラモス」と「湯川秀樹を発表する。

「ロスアラ モス」はアメリカの原爆製造の地ロスアラモスとトリニティサイトを取材した。

「湯川秀樹」は原子核内の中間子を予言して日本で初めてノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹の平和運動について小沼通二慶応大学名誉教授に語っていただき、ゆかりの地を取材した。

映像「ロスアラモス」と映像「湯川秀樹」について
●上映時間:それぞれ約 45 分
●制作・著作:笠木絵津子事務所
●企画・撮影・編集加工:笠木絵津子
●撮影助手:高井良侑紀、青山知弘
●取材撮影協力: アメリカ・ロスアラモス国立研究所、ブラッドベリ科学博物館、ツトム・シマダ博士、ゲルト・クンデ博士、マンハッタン計画遺構フラー・ロッジサンタフェ・レインボーマン、ニューメキ シコ宇宙史博物館トリニティサイトツアー事務局、橋本公、京都・清浄華院、京都大学基礎物理 学研究所湯川史料室、小沼通二教授、大阪大学理学部湯川史料室、兼村晋哉教授、大阪市立科学館、江越航学芸員、西宮市地域学習推進課、古川真也課長、苦楽園小学校、道明寺、他

プロジェクトの動機
物理学は 20 世紀に入ってマクロからミクロへとその対象を深化させ、現代物理の金字塔、相対 性理論と量子力学を打ち立てた。しかし、これ以降物理は一般市民の理解を超えた領域へと分け 入ることになった。
特に、アインシュタインが発見した E=mc2 は人類の知的世界を飛躍的に広げ たが、これによりアメリカは原子爆弾を開発し実際に広島長崎に投下した。悲惨な経験を経て今 度は平和利用しようと原子力発電が始まったが、2011 年の東日本大震災により福島原発事故が起き、今や一般市民の脳は原子力利用に対し思考停止してしまったかに見える。
これは非常に危険な状況ではないか。笠木は奈良女子大学で理論物理を研究し京大基礎物理学研究所(湯川ホー ル)で助手を努めた経歴を持つ。福島の事故から 10 年経った今、被災者報道の次の段階として物理出身の現代美術家が出来ることは何か。自分も勉強しながら、一般市民が科学について自分の 頭で考えるための道標となるような作品をつくりたいと思い、70歳となった2022年8月から取材を開始した。

2022 年の序章「湯川ホール;佐藤文隆」について
最初の年、2022年の成果である序章「湯川ホール;佐藤文隆」の第1回上映会は2023年 4月に東京で開催した。また、11月21 日には京都・阿弥陀寺本堂で第 2 回上映展を開催した。

「湯川ホール」では、2022 年 11 月に開催された国際滞在型研究会を取材し「理論物理学者の相 互作用」を描いた。「佐藤文隆」では、アインシュタインの相対性理論方程式の一般解を解いて ブラックホールの大家となった理論物理学者に、自身の人生に大きな影響を与えた原子爆弾と原爆の父オッペンハイマーについて語っていただた。

関連イベント

トークイベント 3月23日(土) 15:00-17:00
小沼通二(慶応義塾大学名誉教授) × 笠木恵津子(現代美術家)

主催・協賛・後援

映像制作・著作:笠木恵津子事務所
助成:公益財団法人野村財団

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