開催時間 |
10時00分 - 17時30分
最終入館時間 17時00分 |
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休み |
月曜日,火曜日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
半蔵門ミュージアム
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒102-0082 東京都
千代田区一番町25 |
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最寄り駅 | 半蔵門 |
電話番号 | 03-3263-1752 |
特集展示“音を観る”では、六観音のうち十一面観音の彫刻と、聖(しょう)観音、千手観音、准胝(じゅんでい)観音、如意輪(にょいりん)観音の絵画を展示しました。このうち、如意輪観音の画像は2点。ひとつは繊細で優美な表現が特徴で、金泥(きんでい)と切金(きりかね)が用いられた鎌倉時代の優品です。もうひとつは向って左下に訶梨帝母(かりていも)を描いた珍しい作品です。
観音は如来の脇侍(きょうじ)として配される場合もあり、その作例も並べました。また、観音がまったく異なった姿に変化する三十三応現身(おうげんしん)も生み出されました。本展ではそのひとつである梵王身(ぼんのうしん)の彫刻を展示いたします。
「観音」とは?
観音は、観世音(かんぜおん)菩薩あるいは観自在(かんじざい)菩薩が正しい表記ですが、観音さま、観音さん、と古来親しまれてきた仏で、現世利益(げんぜりやく)を求める多くの人々の信仰・崇拝の対象となりました。
観音は複数の姿に変化(へんげ)することがあり、それぞれの姿は多様です。密教では、聖(しょう)観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝(じゅんでい)観音(または不空羂索(ふくうけんさく)観音)、如意輪観音の六つの姿を、“六観音”と称しています。忿怒相(ふんぬそう)の馬頭観音を除いて、その表情には、おだやかに包み込むような慈しみをたたえていることが共通した特色でしょう。
千手観音や十一面観音のように、顔や腕が複数ある多面多臂(たひ)像もあり、蓮華や水瓶(すいびょう)をはじめ、さまざまな持物(じもつ)を手にしていることも特徴的です。多臂には、法輪(ほうりん)や如意宝珠(にょいほうじゅ)、念珠、宝剣などを持ち、何も持たない手は印を結びます。阿弥陀如来が観音の本地仏(ほんじぶつ)とする考え方があることから、頭上には化仏(けぶつ)として阿弥陀如来があらわされることもあります。常設展示エリアの「仏涅槃図(ぶつねはんず)」では、金色で表された8体の菩薩が釈迦如来の側近くに集まり、そのうちの宝冠に阿弥陀如来の化仏があるのが観音であるとわかります。
常設展示の如意輪観音菩薩坐像や仏涅槃図とともに、観音の柔和な微笑み、しなやかな身のこなしに接し、内面にたたえた慈悲を感じ取っていただければと思います。
講演会「仏像修理の技と心」会場・オンライン併催
保存修理は綿密な調査のもと慎重にすすめます。その作業工程をご紹介いたします。
日時:6月29日(土)14:00~15:30
講師:明珍 素也氏(株式会社明古堂代表取締役/武蔵野美術大学客員教授)
会場:半蔵門ミュージアム3階ホール(定員60名)およびオンライン開催
対象:中学生以上 参加費:無料
※事前申込(期間:4月24日〜6月3日)
【申込方法】当館公式サイトの「お知らせ」または「講演会/イベント」の申込みフォームからお申込みください(追って情報掲載予定)
【お問い合わせ先】講演会事務局 Tel 070-4369-8162 受付時間:10時~18時 ※土日祝日を除く Email hanzomon-seminar@tts.co.jp
スライドレクチャー「展示品の見どころ紹介」会場のみ
特集展示作品の特徴や見どころを、スライドを用いて分かりやすくご説明いたします。
日時:5月12日(日)14:00~14:40(受付開始13:30)
講師:吉田 典代(当館上席客員研究員)
会場:半蔵門ミュージアム3階ホール(定員60名)
対象:中学生以上 参加費:無料
※事前申込不要(当日先着順)
江戸歴史文化講座「江戸のスポーツ観覧」会場のみ
国際的なスポーツ大会が耳目を集める今、江戸の人々が楽しんだスポーツをご紹介いたします。
日時:7月28日(日)14:00~15:00(受付開始13:30)
講師:岡崎 寛徳(当館主任学芸員)
会場:半蔵門ミュージアム3階ホール(定員60名)
対象:中学生以上 参加費:無料
※事前申込不要(当日先着順)
写真コレクション展 ヤング・ポートフォリオ
会期:2024年4月24日(水)〜9月1日(日)
会場:1階ギャラリー
当館の姉妹館である清里フォトアートミュージアム(館長 細江英公氏)が若手写真家の育成を目的として1995年の開館以来継続している活動「ヤング・ポートフォリオ」の約6千点にのぼる収蔵作品の一部を展示いたします。