松井祐生(関川卓哉)個展「The phony on the cliff」

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会 期
20240126日 -  20240212
開催時間
12時00分 - 19時00分
休み
火曜日
クリエイター在廊
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有 200,000円 ~ 200,000円(税別)
子連れ
この情報のお問合せ
info@cy-hiroo.jp
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
コートヤードHIROO
住所
〒106-0031 東京都
港区西麻布4-21-2
最寄り駅
広尾
電話番号
09072934679

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

コートヤードHIROOガロウにて、松井祐生(関川卓哉) 個展 「The phony on the cliff」を開催致します。作家が捉える写真、そしてその目から見えている世界は何か、じっくりと感じていただきたい展覧会となっています。ぜひこの機会にご高覧ください。
― コートヤードHIROO

僕はパンダになろうと思った。

テレビでパンダが不器用そうに岩場で転んだりしている姿を子どもたちがきゃっきゃと指指してはしゃぐのを見た。 一説では、パンダの愛くるしい丸っこい姿は生息する岩山の崖からで落ちてしまっても怪我をしないように進化した結果らしい。

僕は、似ていると感じた。
例えば僕は他の人よりウイルスが手につくのが嫌で日頃気をつける。誰が触ったかもわからないドアノブを触れずに「どうしようかな」と扉の前で不器用そうに除菌シートを取り出してじっとしている時があるが、たぶん人は珍しそうにそれを笑ってきゃっきゃしてくれる。

一般的な除菌剤にはよく「すべてのウイルスを除去するわけではありません。エンベロールタイプ1種で検証」と記載されている。エンベロープウイルスとは保護膜に覆われたウイルスを指すが、除菌剤に含まれるアルコールはこれらを溶かし、ウイルスを剥き出しにし不活性化させる。これで晴れて「除菌」が完了する。

この「膜」はウイルスが作り出すものではなく、感染した細胞から出る時、寄主(僕)の細胞膜で作ったものであるという。

さかなの子が好きな人と結ばれて人間となる映画がある。 あの子も膜で覆われていたな、名前はブリュンヒンデというらしい。その映画では、さかなの子の親のモデルはチョウチンアンコウらしいが、チョウチンアンコウのメスはオスを体の中に吸収してしまう。

ブリュンヒンデが好きになる人間のモデルとなった人は崖の下に住んでいるらしい。もしも崖の上で誰にも捕まらずに遊んでいたパンダが落っこちてきて、僕が彼ならば、僕は起き上がるパンダをきっと写真で撮るかもしれない、とふと思った。

主催・協賛・後援

主催:コートヤードHIROO(運営・株式会社アトム)
協力:エプソン販売株式会社

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