FACE展 2024

グランプリ津村 光璃《溶けて》 2023年 可溶性建染染料・蝋けつ染め・綿布・パネル 160×200cm

グランプリ津村 光璃《溶けて》 2023年 可溶性建染染料・蝋けつ染め・綿布・パネル 160×200cm

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    会 期
    20240217日 -  20240310
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    入館は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日
    入場料
    有料
    700円(高校生以下無料)
    ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳 を 提示のご 本人と その介助者 1名は無料。被爆者健康手帳を 提示 の方はご本人のみ無料。
    作品の販売有無
    展示のみ
    子連れ
    この情報のお問合せ
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    SOMPO美術館
    住所
    〒160-8338  東京都
    新宿区西新宿1-26-1
    最寄り駅
    新宿
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

     このたびSOMPO美術館では、「FACE展 2024」を2024年2月17日(土)から3月10日(日)まで開催いたします。
     当館を運営する(公財)SOMPO美術財団が2012年度に創設したFACEは、今回で12回目を迎え、新進作家の動向を反映する美術作品の公募コンクールとして定着しております。
     「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募したところ、全国各地から、幅広い年齢層の1,184名の新進作家たちからご応募をいただきました。作家たちの思いが込められた応募作品の審査は長い時間を要しました。五次の「入選審査」とさらに二次の「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた入選作品78点(うち受賞作品9点)を決定いたしました。「FACE展 2024」ではこれら入選作品を展示します。さらに、本展でグランプリと優秀賞を受賞された4名の作家には、過去3年の受賞者12名からなるグループ展「絵画のゆくえ」(2025年1月開催予定)にも出品していただきます。
     不確かな社会情勢の中、創作活動には困難を伴いますが、昨年同様に今回の応募作品には、時代の感覚を捉えた輝く作品が数多くありました。油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたりますが、見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれることは共通しています。
     会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出を行います。魂を揺さぶる1点を探し、楽しみながらご観覧ください。

    審査員
    (敬称略、順不同)
    野口玲一(三菱一号館美術館上席学芸員)、大島徹也(多摩美術大学教授)、森谷佳永(神奈川県民ホールギャラリー学芸員)、秋田美緒(国立西洋美術館研究員)、梅本武文(SOMPO美術館館長)

    受賞者
    応募作品1,184点からグランプリ1点、優秀賞3点、読売新聞社賞1点、審査員特別賞4点を選出しました。

    ■グランプリ
    津村光璃(つむらひかり)
    《溶けて》2023年 可溶性建染染料・蝋けつ染め・綿布・パネル 160×200cm

    自分の引っかかる地点から想像を飛ばして、作品をのぞきこんでみてください。
    何か気づくかもしれないし、何かがあるかもしれないし、何かが生きているかもしれません。

    作品についてー
    《溶けて》は布本来の白い部分を残すことを意識して染めない部分を多くし、色自体も明るい黄色を用いて軽やかなイメージにすることを目指しました。加えて、触手がぞろっと伸びている不気味さ、濃い紫色による重たいイメージも入れることにより、相反する印象が混在して溶け合っている画面にできたかと思います。
    画面を見た人が近くからみても、遠くから見ても面白く、「物質感」や「滲み」や「色」、「形」や「模様」、「染料」や「布」、「平面」と「奥」、「無意図」と「意図」とたくさんの要素をないまぜに、曖昧に、境界がどこかわからなくなるまで溶かし合わることが、この作品のコンセプトです。

    制作についてー
    私は「染めること」を表現方法として選択し作品を作っていく中で、自分の思い通りに布や蝋、染料を扱うことに違和感を覚えるようになりました。もっと布と蝋と染料が最大限に引き出され、私の表現したいこととの調和がとれた作品を作りたい、そう思っていました。出会いは本当に偶然でしたが、蝋けつ染めの中でも「蝋のもみ落とし技法」と日光に当てると染着する「アンスラゾール染料(可溶性建染(たてぞめ)染料)」があることを知り、それらを用いた画面の現れに心打たれます。蝋を完全に除去したあとも、蝋の粒々とした痕は染料をかけたところに残り、平面だけれどもザラっとした物質感が感じられる不思議な画面に魅力を感じました。イメージのきわに現れる滲み、色の微妙なむらや複雑な重なりによる「奥」の空間が感じられることに、心が弾んだことをよく覚えています。そして、なにより思い通りにいかない偶然性をはらんだ方法が材の個性を最大限に引き出し、同時に自分の表現したいこととぶつかり合いながらも、ちょうどよい接点を見つけることでやっと材と話しができたと実感しました。
    《溶けて》に関わらず、他の作品にも一貫して「材との密な対話」による、偶然性を介入させた不可思議な画面作りということに自分は興味があります。先に「材と自分とのぶつかり合い」と表現しましたが、材に振り回されるわけでもなく、自分の表現したいことを振りかざすわけでもない、ちょうどよい着地点を模索しています。そこから気づき、失敗し、また学びのサイクルの中で、材と自分の表現したいことがどちらも立つ作品作りを大切にしています。

    津村光璃

    ■優秀賞
    佐々木 綾子 《探究》2023年
    墨・ペン・水干絵具・マーカー・和紙・パネル 130×162㎝

    かわかみ はるか 《26番地を曲がる頃》2022年
    日本画材・パステル・片栗粉・珈琲・キャンバス 112×194cm

    塩足月和子(しおたりつわこ) 《あまりにも断片的な》2023年
    石膏・キャンバス 142×142cm

    ■読売新聞社賞

    六無(ろくない) 《狩猟図》2023年
    紙本墨画・アクリル 162.1×177.2cm

    ■審査員特別賞
    巽 明理(たつみあかり) 《CYCLE》2023年
    油彩・キャンバス 162.3×194㎝

    菊野 祥希(きくのよしき) 《RampagePrinting》2023年
    アクリル・スクリーンプリント・キャンバス 118.9×118.9cm

    宮﨑 菖子(みやざきしょうこ) 《23.065》2023年
    アクリル・パネル 116.7×91cm

    東 菜々美(あずまななみ)《some intersection lines 4》2023年
    油彩・キャンバス 91×91cm

    ■ほか入選者(69名、50音順)
    阿久根 瑠聖、足立 順子、 Ananda、安藤 恵、石原 陸郎、 IZUMI、伊東 啓二朗、猪上 亜美、伊吹 拓、今井 三十郎、今崎 順生、上宮 貴之、遠藤 克巳、大野 光一、荻原 賢樹、小沢 俊一、春日 佳歩、片山 香帆、勝本 憲幸、金井 花織、椛田 有理、 キノシタ ユースケ、倉田 和夫、小池 柊、榊 カオ、坂本 英駿、清水 英子、徐 梓淳、菅原 高弘、Yuko Suzuki、SNEAKER WOLF、関 帆乃加、田口 果歩、多田 耕二、田中 千里、寺本 明志、長尾 圭、中小路 萌美、永田 広志、中野 真由、成山 亜衣、新野 裕美、丹羽 譲治、野坂 睦斗、のでら ひであき、能登 真理亜、長谷部 満莉愛、ハヤサキ オシロ、東尾 文華、 平田 守、平松 絵美、藤森 哲、船木 晋也、星 侑伽、前川 奈緒美、前田 大介、松田 豊美、松田 菜優子、餅花、 motokawa、 栁澤 健一、栁町 洋、山川 孟志、山﨑 拓巳、山田 笑歌、 葉 鶯、吉浦 眞琴、林 銘君、リンデン 絢子

    主催・協賛・後援

    主催:SOMPO美術館、読売新聞社
    特別協賛:SOMPOホールディングス
    特別協力:損保ジャパン
    後援:文化庁、東京都、新宿区

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