笹岡啓子写真展 「久万山真景」

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    会 期
    20120508日 -  20120520
    開催時間
    12時00分 - 20時00分
    休み
    月曜日
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    photographers' gallery
    03-5368-2631
    info@pg-web.net
    イベントURL
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    photographers’ gallery
    住所
    〒160-0022 東京都
    新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
    最寄り駅
    新宿三丁目
    電話番号
    03-5368-2631

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    笹岡啓子写真展 「久万山真景」
    2012 年5 月8 日(火) - 20 日(日)
    12:00 - 20:00 月曜休
    会場/photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERY
    協力/町立久万美術館
    本展では、2009 年に町立久万美術館(愛媛県)によって企画された展覧会「歸去來兮(かへりなん いざ)――[久万]再発見 旅人のレンズ」に出品された笹岡啓子の作品《kuma triptychs》と《kuma diptychs》を展示致します。
    久万高原町は愛媛県北部に位置し、面河渓谷や久万川などの清流が流れ、霊峰・石鎚山をはじめとする山々に抱かれた自然豊かな里山です。そこには先祖代々の家に住み、庭には四季折々の草花を植えて、近隣の人たちと親しく向き合う、なごやかな暮らしがあります。一方で、町村合併を繰り返した県下最大の行政区域のなかでは、過疎化と高齢化が進み、いわゆる「限界集落」とよばれ、集落間でさまざまな問題を抱えてもいます。旅人によって撮影された作品を通じて、自らの地域を問い直そうという美術館の依頼により、笹岡は2008年夏から2009 年春にかけて久万高原町を撮影しました。
    笹岡はまず、江戸時代後期に松山藩絵師・遠藤広実によって描かれた《久万山真景絵巻》(町指定文化財・久万美術館蔵)とのコラボレーションを試みました。《kuma diptychs》と題された作品は、四国八十八カ所第四十五番札所の岩屋寺をはじめ、26 景が描かれた絵巻の場所を、笹岡が地元の人々に尋ねながら同定し、撮影したものです。植林により150 年前とは大きく異なる山々の姿など、開発の歴史や地勢の変化が明確になる一方で、描かれた絵巻の場面に近い形をとどめる奇岩など、地域の人々が守り引き継ぐものが見出されていきます。もうひとつの作品《kuma triptychs》は、絵巻の撮影プロジェクトとは別に、笹岡が現在の久万高原町を撮影したものです。山を崩すのではなく、山を育て、ともに暮らしてきた地域の人々が作り出す現在の風景を、笹岡は「旅人=外部」の眼で写し撮っていきます。これらふたつの作品からは、その背景にある久万高原の記憶と物語が掘り起こされ、豊かな風土が新たに紡ぎ出されています。

    展示内容/《kuma diptychs》 C プリント、500x500mm、29 点《kuma triptychs》 C プリント、750 x 750mm、15 点

    ▼展覧会にあわせ、笹岡啓子による小冊子『Remembrance 5─久万高原』、『Remembrance 6─久万山真景』を発売致します。
    笹岡啓子『Remembrance 5─久万高原』 『Remembrance 6─久万山真景』
    B5判変型/8頁/カラー
    発行者:笹岡啓子
    発行:KULA
    発行日:2012年5月1日
    定価:300円(税込)
    『Remembrance』の既刊号については以下のWEBサイトをご参照ください。
    http://pg-web.net/kula/publications/remembrance/

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