石をやく 土をやく 樂雅臣 樂直入 Firing stone/Firing clay Masaomi Raku/Jikinyu Raku

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会 期
20240102日 -  20240129
開催時間
10時00分 - 19時30分
入館締切:閉館30分前
休み
会期中無休
入場料
有料
一般 1,000円(800円)
高・大学生 800円(600円)※高・大学生の方は学生証をご提示ください。
小・中学生 600円(400円)

※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
この情報のお問合せ
TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹 大代表)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
美術館「えき」KYOTO
住所
〒600-8555 京都府
京都市下京区烏丸通塩小路下るジェイアール京都伊勢丹7階
最寄り駅
京都
電話番号
075-352-1111

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

「石が土となり、また土は石となる」のは地質学的時間、つまり循環する宇宙時間のなかで起きている。この石と土との間で、人類はやくという行為によって器を制作してきた。すなわち「やきもの」である。京都の地において、初代長次郎(1589年没)を祖とする樂家に、茶碗という究極の造形の存在に対して、石から、土からそれぞれのアプローチを行っている2人の芸術家がいる。
初代長次郎は千利休の侘び茶の心を汲み、装飾的要素を排除した、画期的な赤と黒の樂茶碗を創出した。それから約450年。樂直入(1949-)はこの石と土との関係性のなかで、様々な挑戦を行ってきている。2019年に15代樂吉左衞門から樂直入へと改名した後は、侘び茶の思考や伝統から離れて、京都市の最北端、山間の小村に住まいし、純粋造形としての茶碗の制作に没頭している。そして2022年には「White rock」と仮称される茶碗の展覧会をロンドンとドーハで発表した。始め仮称であった「白い巖石みたいな茶碗」即ち「White rock」の名称は、今では海外でも広く認知されている。「White rock」があれば当然「Black rock」もある。本展ではその両方が出品される。
樂直入の次男である樂雅臣(1983-)は石の彫刻家として知られているが、2023年には長年構想してきた「石器」シリーズを発表した。溶結凝灰岩から茶碗の造形を彫り、さらに焼成することにより、溶融と非溶融の状態となり、不動であるはずの存在が重力によってわずかに動く彫刻作品。そこには、石と土との関係性において、雅臣がかつて発表した「輪廻」、「Stone box」シリーズと同様に、輪廻というテーマがある。直入は雅臣の作品を「まるで地底から湧き起こった様に太古からそこに存在したかのような佇まいをしている」と評している。
本展では樂雅臣の新作「石器」シリーズの彫刻作品と樂直入の「Black rock」、「White rock」の茶碗などを中心に展観する。

関連イベント

ナイト・ミュージアム
樂雅臣さんと京都国立近代美術館 研究員 宮川智美さんをお迎えし、展示作品や制作についてお話しいただきます。
□会場:美術館「えき」KYOTO
□日時:2024年1月13日(土)20:00~20:50
※受付時間=19:45~20:00(美術館入口付近にてお集まりください)
□定員:25名(参加は18歳以上の方に限ります。お子さまの同伴不可)
□参加料金(入館料含む/税込):お一人さま1,500円
□参加方法:2023年12月2日(土)10時よりローソンチケットにて販売。(定員になり次第販売終了)
 ローソンチケット https://l-tike.com/order/?gLcode=52829

主催・協賛・後援

主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
特別協力:公益財団法人樂美術館
企画協力:出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長)
クリエイティブディレクター:おおうちおさむ
総合プロデュース:井村優三
企画制作:イムラアートギャラリー

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