開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日,火曜日,水曜日,木曜日
12/24~2024/1/12 |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
harmas@fabre-design.com
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒135-0024 東京都
江東区清澄2-4-7 |
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最寄り駅 | 清澄白河 |
電話番号 | 03-3642-5660 |
アルマスギャラリーでは、東美貴子による個展『花に虻が』を
12月2日(土)から年をまたぎ、2月3日(土)まで開催いたします。
版画から出発し、現在は細かく裁断した紙片による
コラージュを制作している東美貴子の6年ぶりの個展となります。
東の制作は、大学で版画を専攻している頃から一貫して紙を素材としてきました。
作家としての年月を重ねるごとに、描画に用いる素材は徐々に変化し、
針で刺してできる穴や、日常生活に溢れる紙の包装材料などを
細かく裁断したチップを用いるようになります。
現代の生活の中で当たり前となった消費を前提とした意匠に彩られた工業製品を素材として、
自然の中にある命の循環を描くことにリアリティを見出した東の表現は、
都会に暮らしつつも根源的な自然の世界につながりを希求する中で生まれた表現です。
微細な網点で表現される印刷物を、細かく裁断して最小単位を再定義し用いることで
作家の学んできた版画から繋がる印刷術の発展を辿りつつも、
新たな循環を生み出していると言えるでしょう。
今展で発表する新作では支持体も変化しています。真新しい紙に描くのではなく
過去に描いたドローイングに薄紙を積層したものをベースにしており、
時間的なレイヤーを内包したものになっています。
モチーフとなる古代の手仕事、さまざまな動植物の生命の循環、風景の移り変わりといった
ささやかで移ろいやすく、見落としてしまいそうな事柄を描く事で、
作家が関心を寄せる事象と過去の時間が結びつき、より緊密な関係性が作品上に生まれています。
作家が日々の生活の中で少しづつ紡いできた作品を、ぜひご覧ください。
ご来場の際はマスクの着用および入り口での消毒液のご使用をお願いします。