開催時間 |
10時00分 - 17時00分
入館は16:30まで 最終日は15:00まで(展示室入場は14:30まで) |
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休み |
12月25日(月)および年末年始(12月29日-1月3日)
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
info@exhibition.takeshimita.com
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒253-0053 神奈川県
茅ヶ崎市東海岸北1-4-45 (市立図書館隣り・高砂緑地内) |
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最寄り駅 | 茅ケ崎 |
電話番号 | 0467-88-1177 |
このたび公益財団法人東急財団は、三田健志個展「忘れていい風景」を開催いたします。三田は広島県生まれの美術家で、今日の私たちの経験/体験をめぐる諸問題について探究し続けてきました。大学時代に版画を学んだ三田は、2011年頃から写真を中心とした領域横断的な作品を制作するようになり、2018年には五島記念文化賞美術新人賞を受賞してハワイ諸島で1年間の在外研修を行いました。
ハワイ州ホノルル市の姉妹都市である茅ヶ崎市で開催する本展では、研修の成果として制作された2つのシリーズ──ハワイ諸島の風景を撮影した〈Filler〉、そこに暮らす人々の眼差しをモチーフとした〈PortLait〉を中心に写真・映像作品約40点を紹介いたします。
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ハワイと日本には古くから非常に深い縁があり、島の人口の4割以上を日系人が占めていた時代もありました。徹底して観光地化された今日のハワイの姿は、まるで裏側のない舞台の書割のようにも見えます。しかし当然、その裏側には観光地としての奥行に回収されない現実があり、今日の日本が直面している様々な課題に先立って直面してきた歴史があります。
二次大戦前中後の日系社会の調査から始まった研修では、「歴史」が客観と主観、あるいは普遍と特殊の境界面として立ち現われるものであると実感する場面が多くありました。そして関心の焦点は次第に、歴史的な出来事それ自体から、出来事が歴史となる過程で失われてしまう存在、いわば歴史の枝葉と呼びうるものへと移っていきました。
本展で発表する作品は、観光地ハワイのきらめきや、その裏側にある暗部をわかりやすく表そうとするものではありません。写し出した人々の眼差しの先に、光でも闇でもない曇りのハワイが、そして戦後にありえたかもしれないもう一つの日本の姿が浮かび上がってくることを願っています。 (三田健志)
アーティストトーク
開催:2023年12月23日(土)14:00〜15:30
ゲスト:世田谷美術館 学芸員 野田尚稔
会場:茅ヶ崎市美術館展示室2(予定)
席数:30名
参加費:無料
申込:不要(当日先着順)
*座席の事前予約も承ります(12月21日まで)。ご予約は下記メールアドレスまでご連絡ください。info@exhibition.takeshimita.com
主催 公益財団法人東急財団
協力 公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団、ハワイ大学マノア校 美術・美術史学部、(株)ハワイ報知社、キヤノン株式会社、株式会社ジェイ・エフ・ジー