特設展 それぞれの源氏物語

与謝野晶子『新訳源氏物語 』 上巻1912(明治45)年6月7版・中巻1912(明治45)年7月再版・下巻一 1913(大正2)年8月・下巻二 1913(対象2)年11月 金尾文淵堂 装幀・挿絵 中澤弘光 山梨大学附属図書館近代文学文庫蔵

与謝野晶子『新訳源氏物語 』 上巻1912(明治45)年6月7版・中巻1912(明治45)年7月再版・下巻一 1913(大正2)年8月・下巻二 1913(対象2)年11月 金尾文淵堂 装幀・挿絵 中澤弘光 山梨大学附属図書館近代文学文庫蔵

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    会 期
    20231028日 -  20231217
    開催時間
    9時00分 - 17時00分
    入室は16時30分まで
    休み
    月曜日
    (11月20日は開館)、11月21日(火)
    入場料
    有料

    常設展観覧料でご覧いただけます
    一般:330円(260円)、大学生:220円(170円)
    *( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
    *高校生以下の児童・生徒、65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
    *障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料
    *11月20日(月)県民の日はどなたでも無料
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    山梨県立文学館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    山梨県立文学館
    住所
    〒400-0065 山梨県
    甲府市貢川1-5-35
    最寄り駅
    甲府
    電話番号
    055-235-8080

    詳細

    展覧会内容

    世界最古の長編小説と言われる「源氏物語」は、後世の文学、美術に多大な影響を与え、時代を超えて人々を惹きつけてきました。本展では、与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴、林真理子など、近代以降、多くの作家が挑んだ「源氏物語」の現代語訳を、その魅力とともに紹介します。

    展示資料より
    樋口一葉 旧蔵書 北村季吟(きぎん)『湖月抄』(こげつしょう)
    一葉が歌塾・萩の舎で「源氏物語」を講義し、「雨夜の品定め」などを得意とした。「源氏物語」をはじめとする王朝文学は、一葉の初期の小説のモチーフとなった。

    与謝野晶子「源氏物語」朝顔 草稿
    「源氏物語」二十帖「朝顔」の現代語訳。
    晶子は少女の頃から「源氏物語」に親しみ、生涯において三度の「源氏物語」現代語訳を試みた。
    やさしいことばに訳された作品は、現代まで版を重ね読み継がれている。

    谷崎潤一郎「奥書」原稿
    『潤一郎訳源氏物語』巻二十六(1941年7月 中央公論社)収録。
    谷崎は1935(昭和10)年9月に「源氏物語」現代語訳にとりかかり『潤一郎訳源氏物語』を刊行するが、時局の影響で削除や改変を強いられた。戦後、全面的に改稿し「新訳」「新々訳」として現代語訳を刊行した。

    円地文子「源氏物語」桐壺 原稿 個人蔵
    円地文子(えんちふみこ)は、「源氏物語」現代語訳に5年近くかけて取り組み、全10巻(1971年~1973年 新潮社)を刊行した。序文には「現代の読者に出来るだけ気難かしくない言葉で語りかけたい」とある。

    林真理子『六条御息所(ろくじょうのみやすどころ) 源氏がたり』
    一、光の章・二、華の章・三、空の章 2010(平成22)年4月・2011年4月・2012年10月 小学館 
    装幀 木村祐治・金田一亜弥(木村デザイン事務所)
    登場人物のひとりである六条御息所を語り手に、「源氏物語」の章立てを大胆に変えて物語を再構築し、大長編恋愛小説を現代によみがえらせた。

    林真理子「STORY OF UJI」原稿
    「和樂」2013 (平成25)年4月号~2014年9月号に連載。
    「宇治十帖」を新解釈で読みかえ、衝撃的な結末を描く。

    このほかの主な展示資料
    ・与謝野晶子 「源氏物語礼讃」巻子 当館寄託資料
    ・芥川龍之介 「文藝的な、余りに文藝的な」「三十七 古典」草稿
    ・谷崎潤一郎『潤一郎新訳源氏物語』全12巻 1951年5月~1954年12月 中央公論社 装幀 前田青邨
    ・谷崎潤一郎 石井秀平宛書簡
    ・谷崎潤一郎「いしだんをかぞへて登る乙女子の袖にちりくるやまざくらかな」色紙
    ・田辺聖子『新源氏物語』全5巻 1978~1979年 新潮社
    ・瀬戸内寂聴『源氏物語』全10巻 1996年~1998年 講談社  ほか

    関連イベント

    講演会 『源氏物語』その面白さの秘密
    11月11日(土)午後1時30分~午後3時
    講師:林 望(作家・国文学者)
    会場:講堂 定員500名 無料
    *電話またはホームページの「イベント」欄の申込みフォームからお申込みください。
    先着順で定員になり次第締切となります。

    講演会 樋口一葉の和歌と『源氏物語』
    12月9日(土)午後1時30分~午後3時
    講師:兵藤裕己(学習院大学名誉教授)
    会場:講堂 定員250名 無料
    *電話またはホームページの「イベント」欄の申込みフォームからお申込みください。
    先着順で定員になり次第締切となります。

    ワークショップ「つまみ細工で梅アクセサリーを作ろう」
    12月17日(日)午後1時30分~午後3時30分
    講師:飯島 薫(つまみ細工作家)
    会場:研修室 定員:20名(小学生以上) 材料費:500円
    *11月1日(水)よりお電話でお申込ください。

    主催・協賛・後援

    主催:山梨県立文学館

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