今村源 遅れるものの行方

《ヒカリにかえる-ヒト》2017、ギャラリーノマル 大阪

《ヒカリにかえる-ヒト》2017、ギャラリーノマル 大阪

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会 期
20231103日 -  20240128
開催時間
10時00分 - 18時00分
入場は17時30分まで
休み
月曜日
(ただし、1月8日は開館)
12月9日(土)、10日(日)は近隣でG7大臣会合開催のため休館
12月27日(水)~1月3日(水)、1月9日(火)
入場料
有料
一般 900 円、団体(20 名以上)700 円、高校生以下/ 70 歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※年齢のわかる身分証明書などが必要です
●一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000 円 
●学生とシニアための特別割引デー「First Friday」
 → 学生証をお持ちの方と 65歳~ 69歳の方は、毎月第1金曜日 (11月3日、12月1日、1月5日 )100円※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
情報提供者/投稿者
開催場所
水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所
〒310-0063 茨城県
水戸市五軒町1-6-8
最寄り駅
水戸
電話番号
029-227-8111

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

現代美術家の今村源は、普段、気にも留めないありふれたものに、少しの隙間を加える、あるいは天地を入れ替えたり裏返したりすることで、ユーモラスな造形でありつつも、その軽く透明感のあるイメージから一転、日常と表裏一体にある深遠な世界を観る人に想起させる作風で広く知られています。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金やビニールなど、およそ彫刻らしからぬ軽い素材で、浮遊感溢れる「彫刻」を制作してきた今村の作品の根源には、彼が関心を寄せる森の地下に菌糸を張り巡らし、ときおり地上に姿を顕すキノコの世界があります。人間には見えない世界で、しかし確実に世界と共生し、世界を支えている菌類へと向けられた今村の思索は、私(個)を超えて連綿と続く生命の営みへと広がっていきました。本展は、1980年代前半より京都を拠点に制作活動をスタートさせ、いずれにも寄らない独自の哲学的作風で早くから注目を集めてきた現代美術家・今村源の10年ぶりとなる美術館の個展となります。

みどころ
● 美術館では 10 年振り、関東初の個展
京都を拠点に活動する今村は、主に関西を中心に紹介されてきました。今村のいずれにも寄らない作家独自の哲学的作風で早くから注目を集め、美術関係者はもとより、多くの作家から支持を得てきました。本展は、2013年に静岡市美術館で開催された「Shizubi Project 3 - わた死としてのキノコ・今村源」以降、大きな展覧会10年振り、関東以北では初となる美術館での個展となります。過去作から本展に際し制作される最新作まで、60点近くの作品とともに今村の活動を紹介します。

● 当館エントランスホールに巨大なキノコが寄生
2019年夏、宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に開催された「リボーン アート・フェスティバル 2019」にて今村が発表した巨大なキノコの彫刻作品《きせい・キノコ‐2019》が、当館エントランスホールに再び登場します。磯崎新が設計した当館に寄生する巨大なキノコをぜひご覧ください。

関連イベント

■ 「今村源 遅れゆくものの行方」開幕記念アーティストトーク
 出演:今村源(本展出品作家)
 司会:井関悠(水戸芸術館現代美術ギャラリー主任学芸員)
 日時:11 月 3 日(金・祝)15:00 ~ 16:00(開場 30 分前)
 会場:現代美術ギャラリーワークショップ室
 定員:40 名 ※予約不要。先着順。
 参加費:無料 ※ただし、展覧会入場券が必要です。

■ ダンス&ライブパフォーマンス「場と動きと音のコラボレーション」
 関西を拠点に国内外で活躍する動態ダンスの角正之と、大阪の現代美術画廊「Gallery Nomart」をホームとする即興音楽ユニット[.es ドットエス]の sara の二人が、今村の作品を舞台に共演します。
 出演:角 正之(動態ダンス)、sara[.es ドットエス](即興音楽ユニット)
 日時:11 月 3 日(金・祝) 13:30 ~ 14:30
 会場:現代美術ギャラリー 
 参加費:無料 ※ただし、展覧会入場券が必要です。

■ 今村源とたずねる見えない世界のフィールドワーク 
 今村さんと一緒にきのこや植物、発酵食品の専門家をたずね、見えない世界に広がるネットワークについての知見を広げます。
 日程:①11月18日(土) 茨城県きのこ博士館 ②11月19日(日) 水戸市植物公園 ③12月16日(土) だるま納豆、吉久保酒造
 募集人数:各回15名(要事前申込)
 参加費:各500円
 ※詳細は水戸芸術館Webサイトをご覧ください。
 
■ ワークショップ「キノコを作ってみよう」
 今村さんと一緒に、身の回りにある材料と針金でキノコを作ります。見えない世界に広がるキノコの世界にそっと入り込む体験です。
 日時:12月17日(日) 10:30~12:30/14:00~16:00
 会場:現代美術ギャラリー
 対象:小学生~大人(小学生1~2年生のご参加には保護者の付き添いをお願いいたします)
 募集人数:各回15名(要事前申込)
 参加費:500円 ※ただし、展覧会入場券が必要です。

■ 赤ちゃんと一緒に美術館散歩
 館内係員やボランティアと一緒に展覧会をめぐるツアーです。
 日時:11月12日(日)、11月15日(水) 各日10:30~12:00
 会場:現代美術ギャラリー
 対象:未就学児とその保護者
 参加費:保護者のみ1500円(要事前申込)
 ※展覧会入場料を含みます。詳細は水戸芸術館Webサイトをご覧ください。

■ 視覚に障害のある人との鑑賞ツアー「session!」
 水戸芸術館では 2010 年よりはじまった、全盲の美術鑑賞者・白鳥建二さんをナビゲーターに、見える人と見えない人が一緒に会話しながら展覧会を鑑賞するツアーです。
 日時:12 月 3 日(日) 10:00 ~ 12:00 / 14:30 ~ 16:30
 会場:現代美術ギャラリー
 参加費:1500 円(要事前申込) ※展覧会入場料を含みます
 ※詳細は水戸芸術館Webサイトをご覧ください

■ ウィークエンド・ギャラリートーク
 市民ボランティア CAC ギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
 日時:11 月 18 日(土)より毎週土曜日 各日 14:30 ~ 40 分程度
 ※ただし、他のプログラムとの関連で中止となる場合があります。
 会場:現代美術ギャラリー
 料金:無料 ※ただし、展覧会入場券が必要です。

主催・協賛・後援

主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
助成:芸術文化振興基金
協力:株式会社中川ケミカル、サントリーホールディングス株式会社
企画:井関悠 ( 水戸芸術館現代美術センター主任学芸員 )

関連情報

【同時開催】
■ 日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト2023水戸」収穫祭
 2005年の個展「日比野克彦の一人万博」をきっかけに全国に拡がった「明後日朝顔プロジェクト」を今年も開催しています。秋の種の収穫、春の苗植え、夏の開花という朝顔の育成を通して、人と人が出会い、地域と地域がゆるやかにつながっていくプロジェクトです。来年に向け、水戸での記憶のつまった種を収穫します。
 日時:11月11日(土)10:00~17:00(小雨決行。荒天時翌日順延)   
 会場:広場回廊2階 
 料金:無料
 主催:明後日朝顔プロジェクト水戸実行委員会、公益財団法人水戸市芸術振興財団、株式会社水戸京成百貨店、水戸市民会館
 協力:水戸21の会、茨城県立大子清流高等学校、サントリーホールディングス株式会社

■ 造形実験室
 2022年9月より月替わりでさまざまな素材を使って造形を楽しむ2日間の「造形実験室」を開催しています。年齢を問わず、どなたでも参加できます。
 日時:11月17日(金)、18日(土)、12月15日(金)、16日(土)、2024年1月19日(金)、20日(土) 各日10:30~12:00/13:30~15:30
 会場:現代美術ギャラリーワークショップ室
 料金:無料 ※予約不要

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