パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年/ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)

ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年/ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)

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会 期
20231003日 -  20240128
開催時間
9時30分 - 17時30分
金・土曜日は20時00分まで
※入館は閉館の30分前まで
休み
月曜日
(ただし、10月9日(月・祝)、1月8日(月・祝)は開館)
10月10日(火)、12月28日(木)~2024年1月1日(月・祝)、1月9日(火)
入場料
有料
一般 2200円(2000円)、大学生 1400円(1300円)、高校生 1000円(900円)
※( ) 内は前売り料金(前売り販売期間:2023年8月7日~10月2日)
※観覧無料の中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及びその付添者1名、無料観覧券をお持ちの方は直接会場へお越しください。
※大学生、高校生、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は、入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,200円、教職員2,000円でご覧いただけます。(会期中ご観覧当日、国立西洋美術館券売窓口にて学生証または教職員証をご提示のうえお求めください)。
※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展をご覧いただけます。
※本展の観覧券は会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効です。再入場はできません。
※一度購入されたチケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行はいたしません。
※本展は事前予約(日時指定)不要です。混雑時には入場をお待ちいただく場合があります。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
050−5541−8600(ハローダイヤル)
情報提供者/投稿者
開催場所
国立西洋美術館
住所
〒110-0007 東京都
台東区上野公園7-7
最寄り駅
上野
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

キュビスム・レボリューション——フランス・パリ発、世界を変えた美の革命
20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。西洋絵画の伝統的な技法であった遠近法や陰影法による三次元的な空間表現から脱却し、幾何学的に平面化された形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。また絵画や彫刻の表現を根本から変えることによって、抽象芸術やダダ、シュルレアリスムへといたる道も開きます。慣習的な美に果敢に挑み、視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、パリに集う若い芸術家たちに大きな衝撃を与え、装飾・デザインや建築、舞台美術を含む様々な分野で瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。
本展では、世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品となります。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約140点を通して紹介します。日本でキュビスムを正面から取り上げる本格的な展覧会はおよそ50年ぶりです。

みどころ
1.日本では50年ぶりの大キュビスム展、
本場パリ・ポンピドゥーセンターから50点以上が日本初出品!
ピカソとブラックが開いた新たな美の扉——初来日作品50点以上を含む約140点を展示する、日本では50年ぶりとなる「キュビスム」の大型展覧会。ポンピドゥーセンターと国立西洋美術館という日仏を代表する国立美術館の共同企画によって、ついに実現します。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌を明らかにします。

2.ピカソ12点、ブラック15点
初期の傑作をふくむスリリングな造形実験を追体験!
2人の天才画家によるキュビスムの冒険の軌跡をかつてないボリュームで追体験。絶えず変化を続けながら展開する作品群はすべて第一級です。なかでもピカソのプリミティヴな裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの重要作《大きな裸婦》(日本初出品)、ポンピドゥーセンターを代表するピカソの傑作《肘掛け椅子に座る女性》は必見です。

3.撮影OK!ポンピドゥーセンターの人気作品、
幅4メートルの大作《パリ市》が初来日!
ピカソ、ブラックとは異なるアプローチでキュビスム旋風を巻き起こした「サロン・キュビスト」たちの作品も多数紹介。なかでも初来日となる幅4メートルにもおよぶロベール・ドローネーの《パリ市》は、ポンピドゥーセンターを象徴する大作のひとつです。この作品だけでなく、会場では多くの作品を撮影することができます(撮影は非営利かつ私的利用の目的に限ります。一部エリアは撮影できません)。一部エリアは撮影できません

主な出品作品
本展のハイライトは、ピカソ12点、ブラック15点というこれまでにないまとまった作品数で、絶えず変化を続けながら展開した2人の画家によるスリリングなキュビスムの造形実験を追体験できることです。どの作品も第一級ですが、ピカソのプリミティヴな裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの重要作《大きな裸婦》(1907-08年、日本初出品)、ポンピドゥーセンターを代表するピカソのキュビスム絵画《肘掛け椅子に座る女性》(1910年)は必見です。
一方、公的な展覧会の場で積極的に集団展示を行い、ピカソとブラックとは異なるキュビスムの流派を築いた「サロン・キュビスト」と呼ばれる画家たちの絵画では、ポンピドゥーセンターの人気作品で横幅4メートルにも及ぶロベール・ドローネーの大作《パリ市》(1910-12年)が初来日します。また、初期の傑作《ロシアとロバとその他のものに》(1911年)を含む、粒揃いのシャガールの絵画5点にもご期待ください。

主な出品作家(アルファベット順)
コンスタンティン・ブランクーシ、ジョルジュ・ブラック、マルク・シャガール、ロベール・ドローネー、ソニア・ドローネー、マルセル・デュシャン、ナターリア・ゴンチャローワ、フアン・グリス、マリー・ローランサン、ル・コルビュジエ、フェルナン・レジェ、ジャック・リプシッツ、アメデオ・モディリアーニ、パブロ・ピカソ ほか

主催・協賛・後援

主催:国立西洋美術館、ポンピドゥーセンター、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京、TBS、BS-TBS
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:大林組、住友不動産、ダイキン工業、DNP大日本印刷、日本通運、ブシュロン ジャパン、三井住友銀行
協力:サッポロビール、日本航空、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会、西洋美術振興財団

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