展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
アート
展覧会タグ:
洋画
工芸
書
彫刻
日本画
平面
絵画
開催内容
日展は、その前身である文展(文部省美術展覧会)の創設から今年116年目を迎える伝統ある美術団体です。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書と5つの部門からなり、世界でも類をみない総合美術展としてほぼ毎年開催され、全国の多くの美術ファンを集めています。その歴史をさかのぼれば、江戸時代の長い鎖国の後、日本は産業の育成と同時に芸術文化のレベルアップの必要性を感じていました。文部大臣の牧野伸顕は、オーストリア公使時代より日本の美術の水準を高めたいという夢を抱いており、1906年に念願の公設展開催を決め、1907年に文展が開催されました。その後、「文展」は「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ日本の美術界の中核として、116年の歴史を刻んでいます。当初は日本画、洋画、彫刻の三部門でしたが、1927年に工芸美術、1948年に書が加わり総合美術展となりました。1958年より民間団体として社団法人日展を設立。68年に改組が行われ、2012年からは公益社団法人となりました。そして2014年7月より新体制となり、改組 新 第1回日展を開催し、今年は第10回日展となります。
日展は、毎年10月に作品公募を行います。昨年の応募点数は11,186点で、そのうち入選は2,309点、日展会員の作品など670点を合わせ、計2,979点が展示されました。今年も、約3,000点の作品が3週間にわたり、六本木の国立新美術館で展示され、その後、京都、名古屋、神戸、金沢の4会場を巡回する予定です。現代を生きる、日本の最高レベルの作家の新作3,000点が一堂に会す日展。熱気あふれる会場から日本の美のいまを体感ください。
[日展の特徴とみどころ]
日展では、切磋琢磨された日本の現代作家の作品、しかも5部門のジャンルの新作3000点が一堂に会します。エネルギーに満ちた会場で、新たな日本の美術との出会いをお楽しみいただけます。
日展は5部門がそろう、世界でも類をみない総合的な公募展
●5つの部門(日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書)の作家が年に1度、日展のために制作した新作が揃う、世界でも類をみない総合的な公募展。
今年設立116年目の美術団体
●明治40年から続く今年設立116年目の美術展。日本最大の公募展で、歴史的にも、東山魁夷、黒田清輝、朝倉文夫、板谷波山、青山杉雨など、多くの著名な作家を生み出してきました。
日本で最大級の公募展
●昨年の応募者数は11,186点で、入選者と無鑑査作品、合計2,979点の作品を展示しました。
日本の芸術家の渾身の最新作が集結
●文化勲章受章者の中村晋也(彫刻)、大樋年朗(陶芸)、奥田小由女(人形)、文化功労者の日比野光鳳(書)、尾崎邑鵬(書)、井茂圭洞(書)、森野泰明(陶芸)、中井貞次(染色)などの作品も展示。
10代から100歳を超える作家たちの現在の作品をご覧いただけます。
●展示された作品は作家の今を写す鏡ともいえます。作品から世相や時代背景など多くのことを
読み取る楽しさがあります。
●伝統的な作品から現代的な作品まで、テーマもジャンルも幅広い作風をご覧いただけます。
全国の日展作家がバックアップし、鑑賞を深めるイベントを開催
●鑑賞の理解を深めるイベントを開催。