開催時間 |
10時00分 - 18時00分
ご入館は17時30分まで ※11月10日(金)、12月1日(金)、12月15日(金)、12月16日(土)は夜間開館を実施いたします。 午後8時まで開館(ご入館は午後7時30分まで) |
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休み |
水曜日
ただし12月13日(水)は開館 |
入場料 |
有料 一般:1,200円/65歳以上:1,100円/大学生・高校生:700円/中学生以下:無料 ※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
050-5541-8600(NTTハローダイヤル)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒105-8301 東京都
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F |
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最寄り駅 | 汐留 |
電話番号 | 050-5541-8600 |
20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。宝石や貴金属といった素材の既成概念から解放され、優れたデザインや衣服との組合せの魅力によりパリのモード界では不可欠の要素となり、やがてアメリカへも伝わりました。本展はコスチュームジュエリーの展開を包括的にご紹介する日本初の展覧会です。ディオールやスキャパレッリなどオートクチュールのコレクションのために生み出された作品はもちろん、それら一流ブランドからの依頼も受けたジュエリー工房による卓越した技術の精緻なネックレスやブローチに、リーン・ヴォートランやコッポラ・エ・トッポによる独創的な逸品、そしてミリアム・ハスケルやトリファリに代表される、幅広い層に支持されたアメリカのコスチュームジュエリー。これらを、国内随一のコレクションから選りすぐり、400点あまりの作例を通じてご紹介するとともに、各デザイナーが素材の自由を獲得することで生み出した、それぞれの様式美を探ります。
[展示構成]
第1章 美の変革者たち オートクチュールのためのコスチュームジュエリー
コスチュームジュエリーとは、貴金属や宝石といった高価な素材を使用せずに、ガラスやメタル、時に半貴石などの素材を用い、衣服との相性を重要視してつくられた装身具です。富や地位の象徴としてではなく、あくまでもトータルで美しい装いのための要素として、そのデザインと着け心地の良さを実現するために、高い技術と的確な素材選定で制作されました。本章では、20世紀パリを中心としたヨーロッパのオートクチュール界におけるコスチュームジュエリーの諸相と各メゾン(ブランド)での展開をご紹介します。
第2章 躍進した様式美 ヨーロッパのコスチュームジュエリー
1930年代にはさまざまなオートクチュールメゾンがコスチュームジュエリーを取扱うようになり、戦後になると、アメリカでの需要が増し、生み出される点数は大きく増加しました。各メゾンはコスチュームジュエリーの工房(アトリエ)へ依頼し、工房はその依頼を受けて制作します。本章ではコッポラ・エ・トッポやロジェ・ジャン=ピエールなどそれぞれに特徴的な熟練した技術をもって制作し、古びることのない作品を多く生み出したアトリエを紹介します。また、詩的でユーモアのきいた、一点ずつが小さな彫刻作品のようなリーン・ヴォートランの作品も本章でご覧いただきます。
第3章 新世界のマスプロダクション アメリカのコスチュームジュエリー
シャネルによってヨーロッパの女性たちに普及したコスチュームジュエリーは、アメリカ大陸でも人々に求められました。20年代から30年代はパリのファッションの影響により、また40年代以降はハリウッド映画に登場する女優たちのスタイルから、コスチュームジュエリーはアメリカの女性たちにも人気となり広まったのです。戦争の影響により、ユダヤ系の腕の良いジュエリー職人が移住したこともまたアメリカでコスチュームジュエリーが大きく花開いた要因の一つです。
主催:パナソニック汐留美術館、毎日新聞社
監修:小瀧千佐子
特別協力:William Wain(コスチュームジュエリー研究家 / イギリス、ロンドン)
学術協力:Deanna Farneti Cera(コスチュームジュエリー研究家 / イタリア、ミラノ)
協 力:chisa 、株式会社世界文化社
企画協力:株式会社キュレイターズ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、港区教育委員会
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