開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日
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クリエイター在廊 |
有
8月8日以外在廊予定です |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
Mail : h.sakata0116@gmail.com
Tel : 090-6397-5487 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒160-0004 東京都
新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F |
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最寄り駅 | 四谷三丁目 |
電話番号 | 03-3341-9341 |
下総の牧の広野の暁の、空をばいそぐいそぐ水鳥
ー水野葉舟「滴歴」より
昭和の激動期に建設された、成田国際空港。政治的問題を抱えながらも、40年以上日本の玄関口としての役割を果たしてきた。
現在、成田空港では新しい滑走路の建設が進んでいる。約1000haの建設用地(現在の空港敷地は1198ha)が買収される事で、
空港の南東に広がる古くからの里山や明治以来の開墾地が失われてしまうのだ。 私は典型的な里山風景という表象をこの地に求め、
失われる農村を撮影しようと試みた。しかし時すでに遅く、過疎化により、集落としての共同体は崩壊しかけ、農地は荒廃していた。
聞くところによると、集落の殆どが空港拡張に賛成だと言う。 私は空港拡張に反対する立場ではないが、環境保護が叫ばれている昨今、
更に自然に手を加え、大規模な人工物を建造するという事に関しては、一考の余地があるだろう。
この風景たちは現代の縮図であり、状況の一部なのだと思う。
展示では、新滑走路建設により失われる農村風景の写真を中心に、現場で録音されたフィールドレコーディング作品、映像作品の3点で構成される。
フィールドレコーディングは写真撮影にちなんで「フォノトグラフィー」とも呼ばれ、今回は風景写真の延長として制作した。
映像作品は、静止画では伝わり難い現地の動感を表現するために展示した。
この3点をサウンドインスタレーションとして構成する事で現地の雰囲気が一層伝わるよう工夫した。
出典
水野葉舟著 歌集「滴歴」草木屋出版部, 1940
のら社同人, 北井一夫他箸「壊死する風景―三里塚農民の生とことば」のら社, 1970
水野葉舟 ー 1883-1947 明治ー昭和時代の歌人、詩人、小説家。トルストイや高村光太郎の影響により、大正13年から三里塚駒井野で半農生活に入った。
のら社 ー 写真家北井一夫が主宰する出版社。北井一夫「三里塚」、木村伊兵衛「パリ」などを出版。