アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ

グラフィックデザイン:長嶋りかこ(village®︎)  + 川久保美桜(village®︎)

グラフィックデザイン:長嶋りかこ(village®︎) + 川久保美桜(village®︎)

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会 期
20230722日 -  20231009
開催時間
10時00分 - 18時00分
入場は17時30分まで
連携会場の開催時間は各施設のものに準ずる
休み
月曜日
9月18日(月)、10月9日(月)は開館、9月19日(火)
京成百貨店 8月23日(水)、9月13日(水)、10月4日(水)
入場料
有料
パス一般 900 円、団体(20 名以上)700 円、大学生以下/ 70 歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方 1 名は無料
※証明書が必要です。大学生の入場無料は本展限定!
●1年間有効フリーパス「年間パス」2,000 円
●シニアのための特別割引デー「First Friday」:65 ~ 69 歳の方は毎月第 1 金曜日 100 円
※連携会場への入場は無料です
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
情報提供者/投稿者
開催場所
水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所
〒310-0063 茨城県
水戸市五軒町1-6-8
最寄り駅
水戸
電話番号
029-227-8111

詳細

展覧会内容

水戸芸術館の隣に開館する市民会館の門出を祝い、「地域」と「あそぶ」をテーマに当館から周辺地域へつながる展覧会を「アートセンターをひらく」第2弾として開催します。

本展では、当館現代美術センターの「アートセンター」としての特徴をふまえ、ギャラリーを「展示と鑑賞」に加え「アートが生まれる場」と捉えます。アートセンターの「創造」の役割を前面に押し出し、アーティストはもちろん地域の人びとの創造性が引き出されるような場をひらきます。

主会場となる当館現代美術ギャラリーでは、子どもからシニアまで幅広い層の人びとが創作と交流を楽しめる場を設け、また「地域」と「あそぶ」をキーワードにコレクション作品を展示、そして地域の団体や市民と協働してきたプロジェクトを紹介し、街中展開の拠点となります。さらには、アーティストたちが仕掛けたプロジェクトに、思わずはまってしまうことも!?プロジェクトによって様子が変わり、新しい何かが生まれていくアートセンターへ、ぜひ遊びにきてください。

●ギャラリーを「アートが生まれる場」と捉える企画展「アートセンターをひらく」の第2弾を開催。
水戸芸術館現代美術センターは、美術館の中でもとりわけ展覧会等企画事業に注力するアートセンターとして、今を生きるアーティストとともにこれまで多くのアートを創り出してきました。
本展では当館のアートセンターとしての特徴を前面に押し出し、ギャラリーを「アートが生まれる場」と捉え、展示に加えて創作と交流が生まれる展覧会を開催します。

●表現が拡張し、シーンが更新される、新しい何かが生まれるアートセンター。
主会場となる水戸芸術館現代美術ギャラリーには、アート・コレクティブ KITA によるプロジェクトや曽谷朝絵のぬり絵ワークショップなど、来場者が会期中いつでも気軽に参加できる創作を用意。来場者のかかわりによって、予定調和の枠を超えた新しいシーンが生まれていくことが期待されます。地域の人びとがその変化を体験できるよう、本展に限り1枚のチケットで会期中何度でも入場可能です。

●隣に水戸市民会館が新しく開館することを記念して、MitoriO 地区の 3 館が連携。
水戸芸術館、水戸市民会館および京成百貨店という個性の異なる3つの施設が並ぶ一帯が MitoriOと名付けられました。この3 館を、色彩と光があふれる曽谷朝絵によるパブリックアートが祝祭的につなぎます。また、水戸芸術館を拠点に 2005 年から行っている日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト」の水戸版も、水戸市民会館の初参画、京成百貨店の活動再開によってこの度3館連携を実現し、人と人、人と地域をつなぐ協働を図ります。

●水戸の中心市街地を過去・現在の視点から見つめ直し、未来を考える2つのプロジェクト。
2004 年筑波大学貝島研究室(当時)+アトリエ・ワン監修のもと水戸中心市街地を建築的アプローチから調査し、その活用・遊休状況をまとめた『dead or alive』の追跡調査を、茨城大学と筑波大学との協働により実施し「続・水戸空間診断」としてまとめます。また、市民の自宅に眠る8ミリフィルムを発掘し、デジタルアーカイブ化するとともに街の風景を地域の人びとと見つめ直す remo『ホーム・ムービング!』では水戸芸術館を拠点に街中での上映も予定。水戸商工会議所との共催による2つのプロジェクトを紹介します。

●「地域」と「あそぶ」をキーワードに水戸芸術館コレクション作品を展示。
当館コレクション作品は、これまで当センターが開催した展覧会や教育プログラム等事業の記録を示すアーカイブでもあります。本展では「地域」と「あそぶ」をキーワードにコレクション作品を展示します。50 メートルに及ぶ巨大作品、椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》も9年ぶりに広場で展示し、公開で一部修復を行います。本作の復活に手を貸してくださる「バッタ復活ボランティア」も募集します。

【出品作家】
出品作家:一ノ瀬彩・久野靖広・稲用隆一(茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻)+山田協太・加藤研(筑波大学芸術系)+茨城大学・筑波大学学生有志/監修:貝島桃代(アトリエ・ワン、ETHZ)/アドバイザー:平井政俊(平井政俊建築設計事務所)、KITA、曽谷朝絵、日比野克彦、remo [NPO法人 記録と表現とメディアのための組織] コレクションより:川俣正、ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー、蔡國強、曽根裕、ヂョン・ヨンドゥ、椿昇+室井尚

開催場所は、水戸芸術館及び、水戸市民会館、京成百貨店他となります。

関連イベント

■ワークショップ

□曽谷朝絵「もりのいろ」描き初めイベント
 美術家の曽谷朝絵さんが描いた絵に、色鉛筆で自由に色を重ねて、自分だけの塗り絵を完成させます。できた絵を壁に貼ってつなげて、会場に大きな作品をつくりましょう。会期中常設されるこのワークショップの描き初めイベントを曽谷さんと一緒に行います。
 日時:7月 22日(土)10:30 ~ 11:30
 会場:現代美術ギャラリー「ひらくの間」
 定員:30 名 ※申込不要/先着順

□「KITAの間」をひらく
 インドネシア語で「わたしたち」を意味する言葉=Kita を手がかりに、人びとを招き入れながら拡張するアート・コレクティブ、KITA。境界を越えてどこかとつながる
“ 離れ” で、日本とインドネシアを拠点にする彼らの日常的な試みがひらかれていきます。「KITA の間」のはじまりをのぞきに来ませんか?
 日時:7月 22日(土)16:00 ~ 17:00
 会場:現代美術ギャラリー第 7 室
 定員:30 名程度 ※申込不要/先着順

□夏のこらぼ・らぼ2023
 大人も子どもも楽しめる恒例のアーティスト・ワークショップ。今年は出品作家の曽谷朝絵さんと、即興彫刻をつくるワークショップを行う Oku Project を講師に迎えます。ご家族やお友達といっしょにお楽しみください。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
 日程:8 月 19 日(土)、20 日(日)
 会場:現代美術ギャラリー内ワークショップ室など
 受付:7 月 18 日(火)開始、7 月 30 日(日)〆切
 ※要申込/抽選制
 ※申込方法、プログラム等詳細はチラシ・ホームページをご覧ください。

□部活動
 「3人寄ればブカツの提案ができる」をルールに、美術館を拠点にした市民主導の対話と創作のプログラム。会期中、メンバー主導で実施し、紹介ブースを設けます。
 活動予定:ほんでたいわ部、織り部、書く。部

■トーク/シンポジウム/座談会

□シンポジウム「続・水戸空間診断」
 2004 年に水戸の中心市街地の状況について調査し、まとめた『dead or alive 水戸空間診断』の続編を本展では紹介します。建築家の貝島桃代氏監修のもと、学生らと追跡調査を行った茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻および筑波大学芸術系の先生方を迎え、シンポジウムを行います。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
 日時:7 月 23 日(日)
 会場:現代美術ギャラリーワークショップ室
 定員:40 名 ※申込不要 / 先着順
 主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団、水戸商工会議所

□鑑賞会+トーク「ホーム・ムービング!」
 「ホーム・ムービング!」は、8mmフィルムなどの市井の人びとの記録や記憶を通して、水戸の生活風景を考える、remo [NPO法人 記録と表現とメディアのための組織]によるアーカイブ・プロジェクトです。2017年から水戸芸術館現代美術センターとの協働で行っている本プロジェクトでは、地域の人びとから寄せられた8mmフィルムのデジタル化や公開を進めてきました。本展では市内各所で開催するスクリーニングや鑑賞会で、それぞれに呼び起こされる記憶に着目して語り合う場を設けます。日程および会場など詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
 主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団、水戸商工会議所

□トークイベント「教えて先輩!-コレクション作品に迫る」
 水戸芸術館のコレクション作品は、当館で行われた展覧会や教育プログラムの活動の軌跡を示すアーカイブでもあります。どのような経緯で収蔵されるに至ったか、当時の担当学芸員やアーティストに話を聴きます。
 ①曽根裕《19 番目の彼女の足》
  日時:8 月 5 日(土)14:00 ~ 15:30
  会場:現代美術ギャラリー「ひらくの間」
  出演:黒澤伸(金沢芸術創造財団 事業課 芸術・交流アドバイザー)
 ②椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》
  日時:9 月 10 日(日)13:30 ~ 14:30 ※雨天の場合 9 月 17 日(日)に延期
  会場:広場
  出演:椿昇(現代美術作家)、森司(アーツカウンシル東京 事業部事業調整課長)
  定員:各回 40 名程度 ※申込不要/先着順

□ワーク+座談会「ふれあい」
 前回の「アートセンターをひらく」(2019-2020)で身体表現と対話の長期ワークショップ「変身」を行った砂連尾理さんを招き、コロナ禍で身体的なふれあいのむずかしさを経験した今、改めて「ふれあい」について考えます。文章を読み、ちょっと体を動かすことを通して言葉に紡いでいく、ワークとてつがくカフェ形式の座談会です。
 日時:10 月 8 日(日)14:00 ~ 16:30
 出演:砂連尾理(ダンサー/振付家)/ファシリテーター:西村高宏(福井大学)/ファシリテーション・グラフィック:近田真美子(福井医療大学)
 会場:現代美術ギャラリー「ひらくの間」
 定員:40 名程度 ※申込不要/先着順

□ウィークエンド・ギャラリートーク
 市民ボランティア CAC ギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。作品についてそれぞれの視点から対話し、異なる見え方を味わいましょう。
 日時:8 月 5 日(土)より毎週土曜日 各日 15:30 ~(約 40 分)
 場所:現代美術ギャラリー入口にお集まりください。
 ※申込不要。ただし、予告なく中止になる場合があります。

主催・協賛・後援

主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団、水戸市民会館
助成:一般財団法人自治総合センター
特別協力:株式会社水戸京成百貨店
協力:サントリーホールディングス株式会社
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)

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