アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ
会期: 2023-07-22 - 2023-10-09
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
開催内容
水戸芸術館の隣に開館する市民会館の門出を祝い、「地域」と「あそぶ」をテーマに当館から周辺地域へつながる展覧会を「アートセンターをひらく」第2弾として開催します。
本展では、当館現代美術センターの「アートセンター」としての特徴をふまえ、ギャラリーを「展示と鑑賞」に加え「アートが生まれる場」と捉えます。アートセンターの「創造」の役割を前面に押し出し、アーティストはもちろん地域の人びとの創造性が引き出されるような場をひらきます。
主会場となる当館現代美術ギャラリーでは、子どもからシニアまで幅広い層の人びとが創作と交流を楽しめる場を設け、また「地域」と「あそぶ」をキーワードにコレクション作品を展示、そして地域の団体や市民と協働してきたプロジェクトを紹介し、街中展開の拠点となります。さらには、アーティストたちが仕掛けたプロジェクトに、思わずはまってしまうことも!?プロジェクトによって様子が変わり、新しい何かが生まれていくアートセンターへ、ぜひ遊びにきてください。
●ギャラリーを「アートが生まれる場」と捉える企画展「アートセンターをひらく」の第2弾を開催。
水戸芸術館現代美術センターは、美術館の中でもとりわけ展覧会等企画事業に注力するアートセンターとして、今を生きるアーティストとともにこれまで多くのアートを創り出してきました。
本展では当館のアートセンターとしての特徴を前面に押し出し、ギャラリーを「アートが生まれる場」と捉え、展示に加えて創作と交流が生まれる展覧会を開催します。
●表現が拡張し、シーンが更新される、新しい何かが生まれるアートセンター。
主会場となる水戸芸術館現代美術ギャラリーには、アート・コレクティブ KITA によるプロジェクトや曽谷朝絵のぬり絵ワークショップなど、来場者が会期中いつでも気軽に参加できる創作を用意。来場者のかかわりによって、予定調和の枠を超えた新しいシーンが生まれていくことが期待されます。地域の人びとがその変化を体験できるよう、本展に限り1枚のチケットで会期中何度でも入場可能です。
●隣に水戸市民会館が新しく開館することを記念して、MitoriO 地区の 3 館が連携。
水戸芸術館、水戸市民会館および京成百貨店という個性の異なる3つの施設が並ぶ一帯が MitoriOと名付けられました。この3 館を、色彩と光があふれる曽谷朝絵によるパブリックアートが祝祭的につなぎます。また、水戸芸術館を拠点に 2005 年から行っている日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト」の水戸版も、水戸市民会館の初参画、京成百貨店の活動再開によってこの度3館連携を実現し、人と人、人と地域をつなぐ協働を図ります。
●水戸の中心市街地を過去・現在の視点から見つめ直し、未来を考える2つのプロジェクト。
2004 年筑波大学貝島研究室(当時)+アトリエ・ワン監修のもと水戸中心市街地を建築的アプローチから調査し、その活用・遊休状況をまとめた『dead or alive』の追跡調査を、茨城大学と筑波大学との協働により実施し「続・水戸空間診断」としてまとめます。また、市民の自宅に眠る8ミリフィルムを発掘し、デジタルアーカイブ化するとともに街の風景を地域の人びとと見つめ直す remo『ホーム・ムービング!』では水戸芸術館を拠点に街中での上映も予定。水戸商工会議所との共催による2つのプロジェクトを紹介します。
●「地域」と「あそぶ」をキーワードに水戸芸術館コレクション作品を展示。
当館コレクション作品は、これまで当センターが開催した展覧会や教育プログラム等事業の記録を示すアーカイブでもあります。本展では「地域」と「あそぶ」をキーワードにコレクション作品を展示します。50 メートルに及ぶ巨大作品、椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》も9年ぶりに広場で展示し、公開で一部修復を行います。本作の復活に手を貸してくださる「バッタ復活ボランティア」も募集します。
【出品作家】
出品作家:一ノ瀬彩・久野靖広・稲用隆一(茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻)+山田協太・加藤研(筑波大学芸術系)+茨城大学・筑波大学学生有志/監修:貝島桃代(アトリエ・ワン、ETHZ)/アドバイザー:平井政俊(平井政俊建築設計事務所)、KITA、曽谷朝絵、日比野克彦、remo [NPO法人 記録と表現とメディアのための組織] コレクションより:川俣正、ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー、蔡國強、曽根裕、ヂョン・ヨンドゥ、椿昇+室井尚
開催場所は、水戸芸術館及び、水戸市民会館、京成百貨店他となります。