石巻市博物館第5回企画展 民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想

コラミノ|宮城県(武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室所蔵)

コラミノ|宮城県(武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室所蔵)

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会 期
20230527日 -  20230820
開催時間
9時00分 - 17時00分
休み
月曜日
祝日の場合は翌日休館
入場料
有料
一般 600円/ 高校生 400円/ 小中学生 200円
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
石巻市博物館
情報提供者/投稿者
開催場所
石巻市博物館
住所
〒986-0032 宮城県
石巻市開成1-8(マルホンまきあーとテラス内)
最寄り駅
石巻
電話番号
0225-98-4831

詳細

展覧会内容

 宮城県石巻市にて2023年5月27日(土)より開催する、石巻市博物館×武蔵野美術大学 石巻市博物館 第5回企画展「民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想」は、武蔵野美術大学の民俗コレクションを主体とした巡回展です。
 この企画展は、2022年度に本学鷹の台キャンパスで開催した、民俗資料室ギャラリー展示30「民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想」を元にしていますが、大学で企画したものをより広く深く土地に発展させようと、監修者と地域博物館の研究交流から、双方のコレクションの魅力をひき出すための共同成果として実現しました。
 石巻市博物館側から出品される資料は、2011年の東日本大震災から救い出され、安定化処理を終えた、「レスキュー資料」です。博物館は地震と津波で壊滅的な被害を受けましたが、2021年秋に新たな施設で内陸部に開館しました。今回の企画展は、復旧された被災民具から地域的特色を示すものを展示で紹介するまたとない機会となります。

展示構成

①日常的な労働や身の丈にあった生活に即した造形〈かたちと身体〉
 生活の現場に則して、素材を活かし概念をかたちにする民具を紹介。

②デフォルメされた「祝う」かたちの面白い造形が意味を生み出し、民衆に共感された造形 
 〈ユーモアと図案〉
 染織や絵馬などデフォルメされた造形の中に意味を見いだす。

③自然に宿る精霊や神仏を表現し、その霊性を暗示する造形〈見立てと表象〉
 自然に宿る神々などを表現し、その霊性を暗示する「日本それぞれの土着信仰のかたち」を解説。

以上、3つのコーナーに、武蔵野美術大学 美術館・図書館70点、石巻市博物館30点を展示予定。

関連イベント

オープニング記念 学長トーク「美術の豊かさ、デザインの可能性」
 日時:2023年5月27日(土)9:30~(申込不要、参加無料、定員50人)
 語り手:樺山祐和(武蔵野美術大学学長)
 場所:マルホンまきあーとテラス 企画展示室前ロビー
 内容:武蔵野美術大学学長に、自身の油絵の画業と大学での美術教育、絵本制作と民具などについて、ざっくばらんに語っていただく美術放談。

トーク・セッション「民具とデザインでこんなこともできる!美術大学から提案するコレクションの可能性」
 日時:2023年7月1日(土)13:00~15:30(申込不要、参加無料、定員300人)
 話題提供:加藤幸治(武蔵野美術大学 美術館・図書館副館長)、杉浦幸子(同 芸術文化学科教授)、西川 聡(同 工芸工業デザイン学科教授)、大石啓明(同 デザイン情報学科准教授)
 コメント:神野善治(日本民具学会会長・武蔵野美術大学名誉教授)
 場所:マルホンまきあーとテラス 小ホール
 協力:武蔵野美術大学共同研究「美術大学における民俗資料の活用をめぐる基礎的研究」
 内容:被災から復旧した「レスキュー資料」でもある民俗資料の、これからの活かし方を考えるイベント。武蔵野美術大学の研究者や作家の実践から、今後の博物館の民俗資料の可能性についてさまざまな提案をしたいと思います。

ワークショップによる展示「民具のその先へ」
 日時:2023年8月8日(火)~8月20日(日)
 企画:鈴木康広(武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科教授)、加藤幸治(同 美術館・図書館副館長)、山内優仁(東京大学大学院博士後期課程)
 場所:マルホンまきあーとテラス 企画展示室前ロビー
 協力:重吉興業株式会社
 内容:企画展の関連展示として、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科の学生や卒業生たちが、5月から石巻市内でフィールドワークを行います。そして地域文化と民具について問いを深めていくワークショップの過程で作品制作をし、展示します。学生たちのアイデアから、どんな作品が生まれるかお楽しみです。

主催・協賛・後援

主催:石巻市博物館
監修:加藤幸治(武蔵野美術大学 教養文化・学芸員課程教授、武蔵野美術大学 美術館・図書館副館長)
特別協力:武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力:武蔵野美術大学共同研究「美術大学における民俗資料の活用をめぐる基礎的研究」
後援:tbc東北放送、ミヤギテレビ、khb東日本放送、仙台放送、NHK仙台放送局、河北新報社、三陸河北新報社(石巻かほく)、石巻日日新聞社、ラジオ石巻FM76.4、一般社団法人石巻観光協会、一般社団法人石巻圏観光推進機構

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