石巻市博物館第5回企画展 民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想
会期: 2023-05-27 - 2023-08-20
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
その他
展覧会タグ:
民俗資料
民具
開催内容
宮城県石巻市にて2023年5月27日(土)より開催する、石巻市博物館×武蔵野美術大学 石巻市博物館 第5回企画展「民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想」は、武蔵野美術大学の民俗コレクションを主体とした巡回展です。
この企画展は、2022年度に本学鷹の台キャンパスで開催した、民俗資料室ギャラリー展示30「民具のデザイン図鑑 くらしの道具から読み解く造形の発想」を元にしていますが、大学で企画したものをより広く深く土地に発展させようと、監修者と地域博物館の研究交流から、双方のコレクションの魅力をひき出すための共同成果として実現しました。
石巻市博物館側から出品される資料は、2011年の東日本大震災から救い出され、安定化処理を終えた、「レスキュー資料」です。博物館は地震と津波で壊滅的な被害を受けましたが、2021年秋に新たな施設で内陸部に開館しました。今回の企画展は、復旧された被災民具から地域的特色を示すものを展示で紹介するまたとない機会となります。
展示構成
①日常的な労働や身の丈にあった生活に即した造形〈かたちと身体〉
生活の現場に則して、素材を活かし概念をかたちにする民具を紹介。
②デフォルメされた「祝う」かたちの面白い造形が意味を生み出し、民衆に共感された造形
〈ユーモアと図案〉
染織や絵馬などデフォルメされた造形の中に意味を見いだす。
③自然に宿る精霊や神仏を表現し、その霊性を暗示する造形〈見立てと表象〉
自然に宿る神々などを表現し、その霊性を暗示する「日本それぞれの土着信仰のかたち」を解説。
以上、3つのコーナーに、武蔵野美術大学 美術館・図書館70点、石巻市博物館30点を展示予定。