開催時間 |
11時00分 - 20時00分
6月7日 17時〜20時 6月11日 11時〜18時 |
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この情報のお問合せ |
Room_412
Tel: 050-5319-8428 E-mail: info@room412.jp 担当:伊東 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0031 東京都
渋谷区桜丘町15-8 高木ビル412号室 |
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最寄り駅 | 渋谷 |
電話番号 | 050-5319-8428 |
「絵画は自由では無い、だからこそ面白い」と角田は言う。自らは絵を描く主体であると同時に、絵の為の道具として絵画に従い筆を動かしているのだと。絵画というルールに向き合い画面を構成することで、絵画が絵画であることの強さ、あるいは弱さについて思考する角田らしい言葉だ。
一方藤原は支持体そのものを変形し躍動感あふれる作品世界を展開する。地球の合理・不合理に関する独自の理論を持ちながらも「絵画は好き勝手に動くから、わくわくしたら描く」とし、藤原は思いつくままにユニークな状況を提示する
油彩で作品を展開する2人と異なり、パステルを用いて独特の柔らかさを持つ作品を描く松野は、制作過程で絵画を見つめる事を重要としている。やがて見えてきた幾何学的な線や形を写し出す事を無数に繰り返し、旅に出かけているような景色を映し出す。「プロセスを繰り返す事でどこかで見たことがあるような景色へと帰ってくる」のだと言う。
それぞれの絵画上でのアプローチは異なるが、いずれも目の前の絵画に向き合う事で筆が導いてくれる感覚を持っている。感覚が領域の広がりへと繋がり絵に成っていく事のおもしろさがそこにはあり、3人の絵画に純粋で貪欲なさまが少しずつ我々の存在の意義を問いかける。濃密な展示空間を是非この機会にご高覧ください。