冨井大裕 みるための時間
会期: 2023-06-06 - 2023-07-17
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
立体
彫刻
開催内容
画鋲、スーパーボール、ハンマー…慣れ親しんだ日用品が、冨井大裕(とみい・もとひろ1973 年新潟市生まれ)の手にかかると、その色やかたち、性能をもったまま、思いがけない造形として「作品」の姿を現しはじめます。「彫刻」や「作品」が生まれてくるのはどこからなのでしょうか。作家自らのディレクションのもと、当館所蔵の作品をはじめ代表作によって「展覧会」という装置を仕掛けます。
[本展のみどころ]
ナニをどうして作っているの? これも彫刻?
冨井大裕の作品は「指示書」によってつくられます。指示書には、使うモノと、それらをどのように配置するか、ということが書かれています。それぞれの作品は何を使って、どんなルールで組み立てられているのか観察してみましょう。そこには冨井が注目したそのモノの性格が結晶しています。
代表作&市美術館の所蔵品が勢ぞろい!
「指示書」による作品群は2005 年頃から、冨井の仕事を代表するものとなりました。公立美術館での初個展となる本展では、それらの主要な作品が展示されます。新潟市美術館の所蔵する冨井の作品全6点も一挙集結。
美術館とのコラボレーションにも乞うご期待
冨井も高校時代から親しんでいた新潟市美術館。作品の配置も作家自身が、美術館の建築を活かしながら行いました。展覧会の体験とは何かを問いかける、空間全体を使った思わぬ仕掛けが待っています。また、常設展示室では、当館のコレクションから冨井が選んだ彫刻作品を、解説を加えて展示します。美術館の建築、収蔵品とのコラボレーションにも注目です。