琳派展23 琳派の扇絵と涼の美

  • 印刷する
  • add calendar
会 期
20230610日 -  20230820
開催時間
10時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで
休み
月曜日
祝日の場合、翌火曜日
入場料
有料
一般 1,400円 学生 1,100円 
展覧会の撮影
不可
作品の販売有無
展示のみ
子連れ
この情報のお問合せ
細見美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
細見美術館
住所
〒606-8342 京都府
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
最寄り駅
東山
電話番号
075-752-5555

詳細

展覧会内容

琳派の創始者、俵屋宗達(⽣没年不詳、江⼾前期に活躍)は扇絵を制作する「絵屋」を営んでいました。「扇絵」は⾔わば宗達⼯房の主⼒商品であり、その独創的な意匠は後に屛⾵などの⼤画⾯に明快な画⾵を展開する原点ともなりました。「扇絵」や「団扇絵」といった⼩画⾯の調度は、尾形光琳、中村芳中、酒井抱⼀、鈴⽊其⼀、神坂雪佳ら宗達以降の絵師たちも積極的に⼿掛け、デザイン性の⾼い⾝近な調度として親しまれました。⼀⽅、琳派では朝顔など夏の草花図も多く描かれ、爽やかな画⾯は凌ぎ難い夏の暮らしに⼀⾵の涼味をもたらしました。
琳派展の第23弾となる本展では、細⾒コレクションを中⼼に「扇絵」「団扇絵」や、夏の草花図や秋草図を選び、琳派による涼の美を展覧します。

[展示構成]
1. 琳派の扇絵・団扇絵
「扇は都 俵屋」と仮名草⼦『⽵斎』(元和7年/1621年頃成⽴)に記されたように、「俵屋」の扇は都で⾼い評判を得ていた。宗達を先鞭とする琳派の「扇絵」や「団扇絵」制作は、以降の琳派の絵師たちにも受け継がれる。特殊な形を活かした明快でスタイリッシュな作⾵が⼈々に愛好され、夏の調度として涼⾵を呼んだ。
ここでは、琳派絵師たちによる個性豊かな扇絵や団扇絵のほか、画中に扇⼦や団扇を描いた作品を紹介。

2. 涼を呼ぶ夏秋の草花図
やまと絵では⽇本の四季や⽉次の景物を多く描くが、琳派には夏に因む画題が⾒出される。従来のやまと絵であまり取り上げることのなかった植物である⽴葵、朝顔、向⽇葵などが江⼾後期の琳派で積極的に描かれた背景には、園芸ブームの⾼まりも指摘されよう。初秋の⾵趣を描く秋草図も、季節を先取りし、夏座敷の涼やかな演出に⽤いられた。
ここでは、琳派絵師たちによる夏草や秋草を主題とした屛⾵や掛軸を展⽰する。

主催・協賛・後援

主催:細見美術館 京都新聞

平均:0.0 
レビューした人:0 人

近くの展覧会

人気の展覧会

<<        >>

クリップした展覧会はありません。