開催時間 |
11時00分 - 18時30分
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休み |
日曜日,月曜日,祝日
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クリエイター在廊 |
有
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 ギャラリー内でのお写真はご自由にSNSにご投稿いただけますが、人物が写っている場合はお顔を隠して頂くなどご配慮をお願いいたします。 |
作品の販売有無 |
販売有 10,000円 ~ 100,000円(税別) お買い上げいただいた作品は展示終了後納品となります。 |
この情報のお問合せ |
メール: info@soumei.biz
担当: 安部 宗佳 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒101-0051 東京都
千代田区神田神保町1-8 山田ビル7F |
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最寄り駅 | 神保町 |
電話番号 | 03-3219-7240 |
ギャラリーそうめい堂は、長田奈緒の個展「紙を持つ手は紙」を開催いたします。
なぞかけをも思わせるこの展覧会名。メインビジュアルの写真は、長田の手と、浮世絵の中の手を組み合わせたものです。長田の手は現代の紙を持ち、浮世絵の手は江戸の紙を持ち。そしてその手というのもまた、紙に印刷され、長田の手もまた写真として印刷されています。この幾層にも重なった印刷物の構造は、長田がこれまで行ってきた制作に通じるものがあります。
長田は見過ごされがちなものの存在を鋭く見出して丁寧に採集し、それらを版を通して再構成することで、私たちの前に新たな形で提示してきました。空間に半ば隠されるように置かれた作品を見つけるとき、それが見慣れたものではなく、素材・支持体においてまったくの別物になっているという事に気付かされます。ものの存在とは、見知ったものとはそもそも何をもってそう思わせられていたのだろうかと、その存在意味さえも問い直す作品群は、鑑賞者の記憶に違和感として確かに残り、何かを託すように思います。
これまでAmazonの段ボールやストローの包装紙など、日常生活で目にする消耗品的な印刷物をモチーフに作品を制作してきた長田ですが、本展ではそうめい堂の空間において美術品として扱われる浮世絵版画の印刷物としての側面に着目し、新作を発表します。
ぜひご高覧ください。
(メインビジュアル: 「個展のための習作」、2023、紙に印刷、写真)
主催: ギャラリーそうめい堂
協力: Maki Fine Arts
発熱などの症状が見られる場合はご来場をご遠慮下さい。