河合真里 × 河本理絵 × 長谷川海 「interval」

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会 期
20230325日 -  20230409
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
月曜日,火曜日
クリエイター在廊
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
TEL 03-5726-9985
Mail info@katsuya-susuki-gallery.com
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
KATSUYA SUSUKI GALLERY
住所
〒152-0022 東京都
東京都目黒区柿の木坂1-32-17
最寄り駅
都立大学
電話番号
0357269985

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは2023年3月25日(土)より、河合真里、河本理絵、長谷川海の3人によるグループ展「interval」を開催致します。

現実と架空のはざまにあるような、そしてよく見かけるようで微妙な違和感を感じる謎めいたものをモチーフに、淡さと強さが同居した独特な色彩で描く河合真里。
見えないこと、知らないこと、分からないことを、あるがままに受け止めイメージを膨らませ、作品として昇華させる河本理絵。
そして何気ない日常と旅の記憶から、柔らかな筆致でほんの少しの寂寥感を感じさせる作品を生み出す長谷川海。
3人の作品が織りなす空間は、鑑賞者をどんな世界へ誘ってくれるでしょうか?

この機会に是非ご高覧下さい。

[ステートメント]

「interval」
意味 隔たり、間合い、距離

何もない空間に1つ形を置く
その形を中心に距離が生まれる
隣接するところ、近いところ、遠いところ

その空間にもう1つ形を追加する
形と形の間に距離が生まれる
その形を取り巻く空間はより複雑に変化する

1つの形が周りに大きな影響を与える

全てが互いに響き合い、呼応する

私たちはそれらと対面する
くっつきすぎず、離れすぎないところから
1つ1つの形を慎重に選び、空間に置く

今回集められた私たち3人は、作品と自身の間の取り方、距離感が近いように感じる。

[河合真里/ Mari Kawai]
自分の左手と他者の左手のちがいは何だろうと考える。
自らの手同士を接触させれば「触っている」と「触られている」のどちらの触覚も自身の両手で感じられる。
でも他者の左手を触った場合、私が味わえるのは自分の手のひらの感覚だけだ。

幻肢痛という、失ったはずの手足に痛みを感じる症状がある。
治療法のひとつに鏡やVRを利用して「自分の手足は失われていない」と脳に思い込ませるものがあるそうだ。
何かを認識し理解することは思っている以上に複雑で、実感の不確かさに気がつかされる。

描かれた手足は誰のものでもなく、この世界とは別の成り立ち方でそこに存在する。
想像の先にある他者や自分の身体を、私は描くことで触れようと試みている。
2012 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了

【主な個展】
2022
see through/アートスペース 88(東京都)
2020
midpoint/コートギャラリー国立(東京都)
2018
model/日本橋三越本店(東京都)
2017
images/橘画廊(東京都)
2016
naming/ 数寄和(東京都)
2015
project N 59 /東京オペラシティアートギャラリー(東京都)
2013
TWS-Emerging 2013/トーキョーワンダーサイト本郷(東京都)
トーキョーワンダーウォール都庁2012/東京都庁第一本庁舎(東京都)

【受賞歴】
2022
KAIKA AWARD TOKYO 2022 小山登美夫賞
2018
武蔵野美術大学 パリ賞
2010
武蔵野美術大学 卒業制作 優秀賞

【アーティストインレジデンス】
2019-2020
Cité internationale des arts(パリ、フランス)

[河本理絵 / Rie Kawamoto]
生きていて、分からないこと、見えないこと、実感がもてないこと、どうしようもないことばかりである

不確かなことで溢れている
不安定で孤独を感じる

でも確かなこともある

周りの空気が遥か遠くまで続いていること
晴れていたら陽が暖かく、空が青いこと
風が吹き、雨が降り、時間を経て変化し続けていること
生き物はいつか居なくなること
積み重ねた時間、記憶があること
今を自分自身が生きていること

確かなことも不確かなことも
その時の自分にとって正直だと思う形に現してみる

2つ以上のもののイメージが重なることもある
○△□といった単純な、完成された形に帰結することもある

見えないところも、わたしたちのいる場所と変わらない、又は似ている形と空間でできている
1999 静岡県生まれ
2022 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業

【個展】
2022
「two dogs」フリュウ・ギャラリー、千駄木

【グループ展】
2021
「JOSHI-TAMA」新宿眼科画廊、新宿
「丸山ゼミ有志展2020」Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi、六本木
2022
「多摩美術大学卒業制作展」多摩美術大学、八王子
「東京五美術⼤学連合卒業・修了展」国⽴新美術館、六本⽊
2023
「anywhere but here Ⅴ」フリュウ・ギャラリー、千駄木

【受賞歴】
2019
LIQUITEX THE CHALLENGE リキテックス賞 大学部門
2021
FACE展2021 入選
第17回世界絵画大賞展 入選
2022
第20回アートギャラリーホーム展 LEOC賞
Idemitsu Art Award 2022 入選

[長谷川 海 / Umi Hasegawa]
誰かいるのか、それともいないのか
今回、夢で見た景色を絵にしています。
夢の景色は、ユラユラと曖昧な世界です。
それとは別に、現実的な夢も多く見ます。
何かに追われていて息苦しく走る、体力の限界なのに
終われない道であったり、崖っぷちにいたり
かなり鮮明な夢で、夢が現実かわからないほどリアルな夢です。
そんななかで、たまに見る心地良い夢はきまって、
静かな夜の景色なのです。
そこに人はいるようないないような
その景色をみて私は深呼吸できると安心します。
その夢は同じ時間が永遠に続くのです。
1992年生まれ
女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業

【主な展示歴】
2018 個展 「ボクのビーチはときどきうかぶ 」River Coffee & Gallery / 本郷
2019 個展 「長谷川海展」スパイラル / 南青山
2022 個展 「たゆたう」PARK GALLERY / 末広町
2022 個展 「まどろみ」River Coffee & Gallery / 本郷

【受賞歴】
第20回グラフィック「1_WALL」審査員奨励賞
第213回 イラストレーション ザ・チョイス 入選
HB WORK Competition Vol.3 大賞 尾崎行欧賞

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