開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
日曜日,月曜日,祝日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
アンドーギャラリー
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒135-0023 東京都
江東区平野3-3-6 |
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最寄り駅 | 清澄白河 |
電話番号 | 03-5620-2165 |
中沢研は1970年東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。主な展覧会に「MOTアニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館)、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜)などがあります。針金やテグスなど視覚的ヴォリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として国内外で高い評価を得ています。
美術大学で絵画を専攻していた中沢は、作家活動を始めた当初、壁面に掛けられたフレーム状の作品を制作していました。木や鉄などを素材とするその矩形の構造物は、明らかに「絵画」という問題意識から派生した作品でした。次第に作品は壁面から離れ、自立した立体作品へと展開していきます。そして今、中沢の意識は再び壁へと向けられています。本展では「壁に向かう」と題された新作インスタレーションを発表いたします。本作は、直径3mmの鉄材と木片を用いた高さ100cmほどのオブジェが87体、ギャラリーの壁面と向かい合うように配置されています。中沢特有のコの字型の鉄材は、足元を直角に曲げることによって自立し、オブジェの上部には白く塗られた木片が固定されています。高さや形が微妙に違うオブジェは一様に壁に向かって立ち、空間に余白を残しつつリズミカルに並んでいます。その姿は、抽象化された人間のようでもあります。
2008年、清澄白河に開廊したアンドーギャラリーは、中沢研展を最後に閉廊する運びとなりました。これまでの皆様のご支援に心より御礼申し上げます。尚、今後は新事務所に移転し、アート、建築、デザインのプロデュースを行っていきます。今後ともよろしくお願いいたします。