アート
平面
「客室に続くこの橋はこの世とあの世の架け橋です。旅とは非日常なのですよ」 ある旅館の主人の言葉を道連れに、うなぎの寝床のような廊下を奥に進む。 客室にはいり、お茶をのみ銘菓を横目に、みたものや奥性について考える。 感覚のひだのようなものが、目の前の広縁と呼応して、その客室は無辺となる。