生き続ける石巻のたてもの展2023
会期: 2023-03-09 - 2023-03-21
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
建築
展覧会タグ:
生きつづける石巻のたてもの展
近代建築
旧観慶丸商店
展示会
開催内容
近代建築がつなげる石巻の「いま」「むかし」
石巻市街地は近年、その街並みが大きく変わっています。そのような中で時代を超え当時の姿を今に止める近代建築は大変貴重なものです。
今回はそうした建物を丁寧に深掘りすると共に、収集した貴重な資料の数々を通して「むかし」の石巻の街並みを思い起こす展示となります。
一軒ごとに刻まれた歴史に目を凝らし、かつてそこにあった生活から「いま」に続いている軌跡を辿ってみましょう。
「旧水道博物館」
屋根の形を当時最新のデザインを採用しながらも、地元・雄勝地域の名産品である天然スレートでその屋根を葺いているなど、類例がほとんど現存しない建物です。保存された図面や最新の調査結果を通して、当時の人々の考えや時代の変遷に目を向けます。
「葦原邸」
石巻中心市街地にありながら震災時にもほぼ被害を受けなかったこの邸宅は、地域の開業医・葦原瑞穂氏の居宅として1941年に建造されました。ドイツ・モダニズム建築が一戸建てとして実跡されている例は世界的にも珍しく、太平洋戦争開戦の直前に石巻でこのような生活空間が営まれていたことにも大きな意味があります
「なつかしの絵はがきコレクション」
明治から昭和初期にかけて発行された絵はがきに描かれた石巻の風景やたてものを紹介します。時代とともに変化する石巻の風景や建築から、時に驚きやなつかしさを感じることができます。
「蔵からみる石巻のまちなか 生き続けている蔵」
石巻の街中の大きな特徴である蔵に焦点を当て、まちの発展や変遷の歴史を蔵から読み解きます。
また、現在でも保存・活用され続けている蔵を紹介します。
「まちなかの失われた近代建築」
2000年に日本大学工学部建築史第二研究室が撮影した石巻の特徴的な建物の写真を展示します。
場所:旧観慶丸商店
※駐車場はございませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください
入場:無料