開催時間 |
10時00分 - 17時00分
※入館は閉館の 30分前まで |
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休み |
月曜日
ただし、5月1日(月)は開館 |
入場料 |
有料 一般 1200円、大学生 500円 ※高校生以下及び18歳未満は無料 ※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
東京藝術大学大学美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-8714 東京都
台東区上野公園12-8 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
本展覧会は、歴史とともに変化を遂げてきた買上作品を通じて、日本における近現代美術史が生まれてきた場を振り返る企画となります。また、本学における買上制度の意義を見直し、今後を見据えるための試みでもあります。買上作品の存在は、残念ながら学外にはほとんど知られていません。本展は、「保管及び展示等を通して教育研究に資するため」(作品買上基準)と規定され国の公共美術教育機関が買い上げてきた作品がその時代の最先端を示して来たことをひろく紹介する点において、また全科を俯瞰する壮大な規模という点において、これまでにないコレクション展となります。
みどころ
1. 巨匠たちの代表作、実は卒業制作
たとえば横山大観の《村童観猿翁》は、回顧展では必ず出品される代表作のひとつです。和田英作の《渡頭の夕暮》や高村光太郎の《獅子吼》も彼らのデビュー作にして代表作ということができますが、それらが東京美術学校の卒業制作であったことはあまり知られていません。本展は、近代日本美術を牽引した作家たちの原点が一堂に会します。
2. 明治から今まで、学生はいつも最先端
学生たちは、卒業・修了制作に持てる力の全てを注ぎます。その中から毎年、特に優秀な作品を選んで大学が買い上げ、収蔵してきた歴史の積み重ねは、その時代その時代を見直す最良のコレクションとなりました。最先端を生きた若き芸術家たちが何を求めて制作したのか、選りすぐりの買上作品が雄弁に語ってくれます。
展示構成
第1部「巨匠たちの学生制作」
本展第1部では、明治から昭和前期までの東京美術学校卒業制作を中心に、自画像などを含めて美校生たちの創作活動の全貌を明らかにします。
【主な出品作品】
横山大観《村童観猿翁》、菱田春草《寡婦と孤児》、和田英作《渡頭の夕暮》、小磯良平《彼の休息》、東山魁夷《スケート》、高村光太郎《獅子吼》、松田権六《草花鳥獣文小手箱》、富本憲吉《音楽家住宅設計図案》、吉田五十八《レクチュアホール》。他にも青木繁、萬鉄五郎、藤田嗣治など15名の《自画像》含め約50件。
第2部「各科が選ぶ買上作品」
東京藝術大学では、昭和29年より卒業・修了制作の中から各科ごとに特に優秀な作品を選定し大学がこれを買い上げてきました。令和5年は買上制度が始まってから70年を迎えます。学生たちを勇気づけてきたこの買上制度の位置付けは、現在では科によって異なり、慣例的に買上賞と称したり、首席卒業と同等とみなしたりする科もあります。
近年は先端芸術表現、文化財保存学、グローバルアートプラクティス、映像研究など研究領域が広がり、それと同時に表現方法も多様化してきています。今回の展示では、各科ごとにエリアを設けて、選定した作品を数点ずつ展示していく構成をとっています。藝大における美術教育の歩みや今日の傾向などがわかる貴重な機会となるでしょう。
【主な出品作家】
河嶋淳司、櫃田伸也、丸山智巳、橋本和幸、鎌田友介、越田乃梨子、シクステ・パルク・カキンダ、荒神明香、岡ともみ、坂田ゆかり。
主催:東京藝術大学、読売新聞社
助成:藝大フレンズ賛助金、 公益財団法人 花王芸術・科学財団