開催時間 |
10時00分 - 17時00分
|
---|---|
休み |
水曜日
祝日の場合は開館。翌平日が休館となります。 |
入場料 |
有料 一般 2,300 円/高校生以下 1,100 円/未就学児無料 ※その他各種割引あります。 ※チケットはオンラインでもご購入いただけます。詳細は決定次第、追って公式サイトにてご案内させていただきます。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
|
この情報のお問合せ |
軽井沢安東美術館
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒389-0104 長野県
北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10 |
---|---|
最寄り駅 | 軽井沢 |
電話番号 | 0267-42-1230 |
軽井沢安東美術館は、日本で初めて藤田嗣治の作品だけを常設展示する美術館として、昨年10月、軽井沢にオープンしました。開館記念展に続いて、2023年3月3日(金)から9月12日(火)まで、企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」を開催いたします。
当館は、安東泰志と妻・恵夫妻が約20年にわたって蒐集してきた、エコール・ド・パリの代表的な画家 藤田嗣治の作品約200点をコレクションしています。コレクションの始まりは、散歩の途中に偶然ギャラリーで出会った一枚の版画でした。そこに描かれた愛らしい猫に魅せられた二人は、その後、猫だけでなく少女の作品も好んで集めていくことになりました。
当館創設のきっかけともなった、猫と少女の作品は、安東コレクションの中核をなしています。本展では、「猫と少女の部屋」と題し、コレクション最初の作品となった《ヴァンドーム広場 『魅せられたる河』より》(1951)のほか、表情豊かに、ユーモアたっぷりに、躍動感あふれる猫たちが描かれた《猫の教室》(1949)を、展示室5にて初披露します。そのほかに、藤田作品の代名詞でもある「乳白色の下地」の裸婦像など、それぞれの時代ごとに藤田の画業を代表する、多彩かつ貴重な初公開作品を各展示室においてご紹介し、全120点ほどの作品をご覧いただきます。
同時開催
特別展示「藤田嗣治と日本文化 パリにおける『本のしごと』」
開催期間:2023年3月3日(金)~8月1日(火)
1920年代、「乳白色の肌」の下地で一躍有名となった藤田嗣治。それは、渡仏後、自身の画風を模索し続けた藤田が見出した画法、藤田にしか作り出せないマチエールであり、多くの人々を魅了しました。ただし、パリでの藤田の活躍はこれだけではありませんでした。
藤田が脚光を浴びた1920年代は、第一次世界大戦を経て日本が世界の仲間入りを果たした時期にあたり、「第二のジャポニズム」とも思える動きが見られるようになります。1924年の日仏会館の設立、1929年のパリ国際大学都市における日本館の開設にとどまらず、幅広い文化的な領域にまで「第二のジャポニズム」の波が押し寄せたのです。この潮流を受けて藤田は、日本をテーマとした挿画本に深く関わっていくことになりました。そして日本をテーマとした「本のしごと」は、戦後、パリに戻った1950年代にも確認することができます。この度、特別展示室(挿画本展示室)にて、挿画本コレクションのなかから、とくに日本文化と藤田をテーマとした作品を紹介します。