開催時間 |
10時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
---|---|
休み |
月曜日
ただし、5月29日は開館 |
入場料 |
有料 一般 1,500円 学生 1,300円 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
|
子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
細見美術館
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒606-8342 京都府
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
---|---|
最寄り駅 | 東山 |
電話番号 | 075-752-5555 |
推古天皇3(595)年、淡路島に香木が漂着したことから、日本の香文化の幕が開けます。仏教という宗教儀礼の中で香木は多用され、平安時代には貴族たちがその栄華を香りの調合と和歌に表し、また、遣唐使の廃止による国風文化の勃興と併せ、中国とは別の日本独自の“香の道”を歩み始めます。そして、応仁の乱後、東山慈照寺(銀閣)に於いて、足利八代将軍義政公の同朋衆 志野宗信(しのそうしん 1443-1523)の手によって香道の基礎が作られ、以降現代まで、志野流は500年以上に亘り20人の家元によってその道統を継承されてきました。江戸時代には、京都だけに留まらず、徳川将軍家庇護のもと、全国武家や江戸城大奥、公家、僧侶から市井の人々にいたるまで賞玩され、高雅な芸道として成熟します。
本展は、室町時代後期に誕生した日本文化の最高峰“香道”を、初代志野宗信から現家元20代幽光斎宗玄まで連綿と守り抜いてきた志野流500年の道統を紹介するものです。細見美術館では、2003年の「香りの美術-貴なるものへの憧れ-」展以来、20年ぶりの“香”の展覧会となります。奇しくも本年は細見美術館開館25周年の節目の年であり、志野流初代志野宗信の500回遠忌を迎える年でもあります。
この記念すべき年に、香道の歩みを振り返り、貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々を展観いたします。
主催:細見美術館 一般社団法人志野流香道松隠会
後援:志野流香道家元松隠軒