開催時間 |
9時30分 - 17時00分
入館は16時30分まで 感染防止対策として、入場制限を行う場合があります。 |
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休み |
月曜日
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入場料 |
有料 一般250円/20歳未満・学生150円/65歳以上と高校生100円 ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。 ※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:2月5日、3月5日、4月2日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、割引料金(65歳以上の方を除く)で観覧いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止します。 ※その他の割引につきましてはお問い合わせください。 ※最新情報と来館に際してのお願いは美術館ウェブサイトか電話でご確認ください。 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒248-0005 神奈川県
鎌倉市雪ノ下2-8-1 |
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最寄り駅 | 鎌倉 |
電話番号 | 0467-22-5000 |
大阪、京都を拠点とした湯川書房は装幀や製本に意匠を凝らした限定本を出版し、2008年に活動の幕を閉じるまで多くの愛書家を魅了しました。「美しい本」の創造を掲げ、版画家の木村茂、岡田露愁、柄澤齊、坂東壮一、染色家の望月通陽、画家の戸田勝久ら気鋭の美術家と協働し、文学と共鳴する工芸品ともいうべき書物を作り出しました。本展は蒐集家の岡田泰三氏のご寄贈により2016年度に収蔵されたコレクションから、書物のユートピアをめざした湯川書房の独創的な作品を展覧します。また印刷を母体に版画と書物は不即不離な関係にあります。本展にあわせ、湯川書房で多くの共作を残した柄澤齊の木口木版の世界を紹介します。
[展覧会の見どころ]
愛された「湯川本」—美術館での初回顧展
辻邦生、小川国夫、塚本邦雄、加藤周一、白洲正子、谷崎潤一郎、車谷長吉など一流の文学作品を気鋭の美術家の作品と結び合わせ、洒脱な装幀で知られる「湯川本」。愛書家に知られる存在ながら作品を総覧できる機会はありませんでした。本展は公立美術館として初めて湯川書房の全貌を紹介する回顧展となります。
版画家・柄澤齊の代表作を紹介
書物の挿絵を出自とする木口木版で知られる柄 澤齊。1980年代より発表をはじめた文学への深い造詣
にもとづく〈肖像画〉シリーズほか代表作からその魅力を紹介します。
湯 川 書 房 と は
湯川成一(1937 – 2008)によって1969年に大阪市で設立、1998年より京都市に事務所を構えた。作品選定から装幀、造本に至るすべての工程を一人で担う限定本の出版を行う。自らの審美眼で作家の才能を見出し、辻邦生『安土往還記』、望月通陽『出埃及記』、村上春樹『中国行のスロウボート』、柄澤齊『雅歌』、車谷長吉『抜髪』など次々と刊行。書房には文学者や美術家が集い、日夜文学談義が行われたという。俳句や書画、骨董にも造詣が深く永田耕衣からグラフィック・デザイナーの渡邊かをるの本までひろく手がけた。2004年度造本装幀コンクール優秀賞受賞。没後、湯川を偲んで「湯川成一と湯川書房ゆ かりの美術家たち」展(GALERIE petit bois、大阪、2010)が開催された。
主催:神奈川県立近代美術館
〇発熱や体調不良がある方は、ご来館をお控えください。
〇入館時に手指を消毒しマスク着用してください(着用が推奨されない乳幼児や障がい者へはご配慮をお願いします)。
〇混雑状況により、入場制限を行う場合があります。