開催時間 |
12時00分 - 18時00分
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休み |
日曜日,月曜日,祝日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
MEGUMI OGITA GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒104-0061 東京都
中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1 |
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最寄り駅 | 東銀座 |
電話番号 | 03-3248-3405 |
生き物たちは常に、人間などが到底思いつかないさまざまなバリエーションをうみだして連綿と命をつないできました。命をめぐる環境は常に変化するので、何が正解かはいつもわからない。正解に向かっていく一本道ではなく、失敗か無駄か、近道か遠回りかもわからないなかで手探りをして、いろんなバリエーションを生み出しながら、全体としては命をつないできた、そういう命の在り方が、私の作品群の展開の礎となっています。
- 土屋仁応
この度メグミオギタギャラリーでは、土屋仁応個展「進化論」を開催致します。1977年生まれの土屋仁応は、東京藝術大学で彫刻を専攻し、2007年同大学大学院にて保存修復彫刻の博士課程を修了しました。大学院では古い作品に数多く触れるようになり、それらが時代ごとに極めて大胆で斬新な技法によって制作されてきたことを学びます。この経験を基に、土屋は伝統的な技法と革新的な表現方法を用いて挑戦を続けてきました。近年では熊野古道なかへち美術館(和歌山)にて個展、横須賀美術館(神奈川)にて展覧会が開催されるなど、ますます人気と評価が高まっています。
土屋は表面の白から内側の淡い色彩がうっすらと現れる、独自の彩色方法を確立しています。また仏像の制作で使われる、頭を割って水晶などの石やガラスの玉眼を入れる方法を用いて、神秘的な表情を持った作品を生み出します。ガラスの目の制作は、ガラス作家の田中福男が担当しています。一見して土屋と分かるその作品は、時代に流されない独自性を持ち、今にも未来にも訴える力を持つ「最新の古典」と言えます。
土屋は形のない想念を生き物の姿を借りて具現化した、シンボルとしての動物の像をモチーフに制作しています。神話や説話の中に現れる動物のイメージを発想の起源とし、その中から生まれた生き物たちは、品種改良された園芸植物や観賞魚をヒントに突然変異や交配を繰り返し、様々な姿へ展開していきます。
今展では変化、進化、飛翔への憧れの象徴として「始祖鳥」の木彫、また今までに培った優美で洗練された形状を生かしつつ、新たな素材として制作されたレジン作品を約10点展示致します。土屋は複製美術品を外部に委託するのではなく、自身の制作スタジオ内で完結できる技法や素材を試行錯誤してきました。そして、シリコンを用いて原型となる木彫作品を直接、あるいは間接的に型取りし、レジン(合成樹脂)で複製、絵画材料で手彩色を施すという方法にたどり着きました。木彫では素材の質感を活かすため彩色は抑えられていた一方、レジン作品は素地が真っ白で均一なため、発色の良さや、立体のキャンバスに絵の具で淡く描くような感覚がある、と作家は話します。作家が自身の枠組みを取り払うべく挑戦した新作に、ぜひご期待下さい。
また会期初日の11月18日より、10年ぶり2冊目の作品集「進化論」を弊廊にて先行販売致します。初作品集「聞耳の森」後の近作と、 作家自身による制作イメージやエピソードが収録されています。
なお、田中福男ガラス展「枝に伝える」も同時開催致します。
弊廊では安全のため、スタッフのマスク着用、手指の消毒、スペースの清掃および換気を行なっております。
ご来廊のお客様につきましても、下記の点をご理解、ご協力頂ければ幸いです。
・ご来廊時はマスクの着用をお願い致します。
・他のお客様との間隔をあけてご鑑賞下さい。
・体調が優れない場合(発熱、風邪、味覚障害など)はご来廊をお控え下さい。
・ご家庭や職場、学校など身近に新型コロナウイルス感染症の方がいらっしゃる場合は、ご来廊をお控え下さい。