開催時間 |
10時00分 - 17時00分
展示室入場は午後4時30分まで |
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休み |
月曜日
1/9は開館、12/29(木)~1/3(火)、1/10(火) |
入場料 |
有料 一般700円(560)円、高大生350円(280)円、小中生150(120)円 ※( )内は20名以上の団体料金。 ※未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。 ※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。 ※企画展「諏訪敦『眼窩裏の火事』」観覧料金で常設展もご覧いただけます。 |
この情報のお問合せ |
ハローダイヤル 050-5541-8600
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒183-0001 東京都
府中市浅間町1-3 |
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最寄り駅 | 府中 |
電話番号 | 042-336-3371(代表) |
緻密で再現性の高い画風で知られる諏訪敦は、しばしば写実絵画のトップランナーと目されてきた。しかしその作品を紐解いていくと彼は、「実在する対象を、眼に映るとおりに写す」という膠着した写実のジャンル性から脱却し、認識の質を問い直す意欲的な取り組みをしていることが解る。
諏訪は、亡き人の肖像や過去の歴史的な出来事など、不在の対象を描いた経験値が高い。丹念な調査の実践と過剰ともいえる取材量が特徴で、画家としては珍しい制作スタイルといえるだろう。彼は眼では捉えきれない題材に肉薄し、新たな視覚像として提示していく。
この展覧会では、終戦直後の満州で病没した祖母をテーマにしたプロジェクト《棄民》、コロナ禍のなかで取り組んだ静物画の探求、そして絵画制作を通した像主との関係の永続性を示す作品群を紹介する。それらの作品からは、「視ること、そして現すこと」を問い続け、絵画制作における認識の意味を拡張しようとする画家の姿が、立ち上がってくる。
[展示構成]
第1章 棄民
死を悟った父が残した手記を手がかりに、幾人もの協力者を得ながら現地取材にのぞみ、諏訪はかつて明かされてこなかった家族の歴史を知り、絵画化していく。敗戦直後、旧満州の日本人難民収容所で母と弟を失った、少年時代の父が見たものとは。
第2章 静物画について
コロナ禍のさなか諏訪は、猿山修と森岡督行の3人で「藝術探検隊(仮)」というユニットを結成し、芸術新潮誌上(2020年6〜8月号)で静物画をテーマにした集中連載に取り組んでいた。静物画にまつわる歴史を遡行し制作された作品の数々。そこには、写実絵画の歴史を俯瞰した考察が込められている。
第3章 わたしたちはふたたびであう
人間を描くとは如何なることか? 絵画に出来ることは何か? 途切れることのない肖像画の依頼、着手を待つ制作途中の作品たち。ときには像主を死によって失うなど、忘れがたい人たちとの協働を繰り返してきた諏訪がたどり着いたのは、「描き続ける限り、その人が立ち去ることはない」という確信にも似た感覚だった。
1999年から描き続けてきた舞踏家・大野一雄は2010年に亡くなってしまう。しかし諏訪はさらに、気鋭のパフォーマー・川口隆夫の協力を得て亡き舞踏家の召喚を試み、異なる時間軸を生きた対象を写し描くことの意味を再検討する。
■ 川口隆夫×諏訪敦 クロストーク
1月7日(土)15:00~
事前申込制 限定100名 無料
■川口隆夫 ライブパフォーマンス「大野一雄について」
1月28日(土) 18:00~(20:00終演予定)
事前申込制 限定100名 3000円(観覧料含)
■ 「藝術探検隊喫茶室」トークイベント
諏訪敦×猿山修×森岡督行×伊熊泰子(探検相談役)
2月18日(土)15:00~
事前申込制 限定15名 1,500円
関連事業の詳細や申込方法は、後日、府中市美術館ホームページで紹介します。
主催:府中市美術館
特別協力:成山画廊
協力:NPO法人ダンスアーカイヴ構想、東屋
同時開催
「Sphinx」
成山画廊
2023 年1 月13 日(金)~2 月18 日(土)
*休廊日:水曜日・日曜日・祝日
*回廊時間:午後1 時〜午後7 時
東京都千代田区九段南2 丁目2−8 松岡九段ビル205
*地下鉄「九段下駅」下車、徒歩5 分