試展―白州模写<アートキャンプ白州>とは何だったのか

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会 期
20221029日 -  20230115
開催時間
10時00分 - 17時00分
⼟曜・祝前⽇: 9時30分~19時00分、⽇曜・祝日: 9時30分~18時00分
最終⼊館は閉館時間の 30分前まで
休み
月曜日
祝日の場合は翌平日、年末年始[12月29日(木)~1月3日(火)]
入場料
有料
一般:1,000( 800 )円 / 大高生・65 歳以上:800( 600 )円
※( )内は 20 名以上の団体料金。 ※中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方とその介添者( 1 名)は無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
市原湖畔美術館 TEL:0436-98-1525 E-mail:info@lsm-ichihara.jp
情報提供者/投稿者
開催場所
市原湖畔美術館
住所
〒290-0554 千葉県
市原市不入75-1
最寄り駅
高滝
電話番号
0436-98-1525

詳細

展覧会内容

芸能と工作・大地との生存―舞踊・芝居・音・美術・物語・建築・映像・農業

1985年、身体・労働・自然の本質的で密接な関係に憧れ、仲間たちと共に山梨県白州に移り住み、「身体気象農場」を開始した舞踊家・田中泯。その呼びかけのもと、1988年「白州・夏・フェスティバル」はスタートしました。バブル経済が始まり都市への一極集中が加速する中、日本列島の割れ目(フォッサ・マグナ)のキワにある白州の地で、都市と農村という二分法を越え、その境界に新しい文化と生き方を探り、世代、ジャンルを越えた人々が世界中から集った4日間の「祭り」。やがてそれは生活と創造の過程に力点を置いた「アートキャンプ白州」(1993-99年)、「ダンス白州」(2001-09年)へと展開していきます。今も伝説のように語られ、人々の心に生き続ける<白州>。そこで、パフォーマー、美術家、建築家、音楽家、文化人、また多くの若者や子供たちは、何を体験したのでしょうか。本展は、その膨大な資料、写真、映像などのアーカイブや、出版、稀有な野外美術プロジェクトに参加した美術家たちのトリビュート作品等を通して、<白州>を照射する試みです。

特別協力:田中泯
ゲストキュレーター:名和晃平
出展作家:榎倉康二、遠藤利克、剣持和夫、高山登、原口典之、名和晃平

[見どころ]
田中泯が全面協力―<白州の夏>を記録した貴重な映像・資料が、いま甦る
1988年、田中泯の呼びかけのもと、「芸能と工作」の実験場を目指し「白州・夏・フェスティバル」はスタートしました。木幡和枝らを中心に実行委員会が結成され、以来、舞踊・芝居・音・美術・物語・建築・映像・農業などジャンルを超えた「祭り」は、「アートキャンプ白州」(1993-1999)、「ダンス白州」(2001-2009)と形を変えながら、20年以上にわたって毎夏開催されました。多様なジャンルの第一線の実作者が世界各地から集い、神社、林の中、路上、民家の庭、農地など様々な場所を舞台に、1000を超えるイベント、ワークショップを展開、膨大な数のボランティアも参加しました。本展では、当時のパフォーマンスやイベント、制作、共同生活の様子を伝える貴重な映像を公開、白州の熱い夏を伝えます。また田中が保管してきた関係資料をアーカイブとして展示いたします。

野外美術工作物《風の又三郎》を誕生させたアーティストたちによるトリビュート
1988年、「白州・夏・フェスティバル」では、1970年代より田中泯がコラボレーションしてきた榎倉康二、高山登、原口典之を中心に美術部会が結成され、野外美術プロジェクト《風の又三郎》が始まりした。田中泯がアーティストたちに出した条件は、「土地を借りる交渉から制作まで、すべてアーティストが自分でやること」。1999年に解散するまで、総勢70人のアーティストが参画しました。本展では、故・榎倉康二の白州のためのデッサン等の遺作、故・原口典之が白州で実現できなかった《オイルプール》(白州では「水のプール」)、高山登の《遊殺》、フェスティバルのきっかけをつくった剣持和夫、始まりから20年以上にわたって関わり続けた遠藤利克の白州へのトリビュートとなる作品を展示します。

名和晃平がゲストキュレーターとして参画
白州には多くの若いボランティアが関わり、そこから第一線で活躍する数々のアーティスト、建築家、クリエーター、プロデューサーが輩出されました。現在、国内外で活躍し、現代美術界をリードする彫刻家、名和晃平もそのひとりです。白州には多くの若いボランティアが関わり、そこから第一線で活躍する数々のアーティスト、建築家、クリエーター、プロデューサーが輩出されました。現在、国内外で活躍し、現代美術界をリードする彫刻家、名和晃平もそのひとりです。18歳の夏から10年にわたって白州に関わり続けた名和にとって、<白州>は原点であり、そこで体験した自然、宇宙、生命、身体感覚は彼の表現に大きな影響を与えたと言えるでしょう。本展で名和はゲストキュレーターとして参画、全体の会場構成とともに、自らの“白州時代”に制作したドローイング、また本展のための新作も出展します。

20年におよぶ<白州>の軌跡を書籍化
20年にわたって白州を舞台に展開された取り組み。しかしこれまでそれについて記されることはあまりありませんでした。本展では、その全貌を記録写真と共に、田中泯のロングインタビュー、ゲストキュレーターの名和晃平のエッセイ、本展を企画した北川フラム館長による論考、白州に参加したアーティスト、建築家、音楽家、パフォーマー、ボランティアや“子供たち”の証言、全イベントデータ等により詳らかにします。

主催・協賛・後援

主催:市原湖畔美術館、[指定管理者](株)アートフロントギャラリー
協賛:サントリーホールディングス株式会社
特別協力:田中泯
ゲストキュレーター:名和晃平

新型コロナウイルス感染症予防対策

・ご入館時に検温をお願いしております。37.5℃以上ある方のご入館はお断りしております。
・ご入館にあたり、来館者の皆さま(グループの代表者 1 名)の連絡先(お名前、お電話番号)を頂戴しております。
・館内では、マスク着用のご協力をお願いいたします。
・こまめな手洗いにご協力をお願いします。
・咳やくしゃみをされる際は、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口をしっかり覆う「咳エチケット」にご協力ください。
・発熱、咳などの風邪症状がある方や、体調に不安がある方は、ご来館をご遠慮ください。

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