開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金曜日と会期最終週平日、第2水曜は21時00分まで開館します。 ※入館は閉館の30分前まで |
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休み |
3月6日(月)、3月13日(月)、3月20日(月)
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入場料 |
有料 一般:1,900円、高校・大学生:1,000円、小・中学生:無料 前売り 一般のみ1,700円(~2月24日まで販売 販売開始はWEBサイトでお知らせします) マジックアワーチケット(毎月第2水曜日17時移行に限り適用);1,200円 ※価格はすべて税込 ※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料。 ※本展覧会は日時指定予約は不要です。 ※マジックアワーチケットは、実施月の1日に展覧会公式オンラインチケットサイトで販売開始となります。 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各時間の入場人数に上限を設けています。ご来館の際は展覧会サイトをご確認ください。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
050-5541-8600(ハローダイヤル)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒100-0005 東京都
千代田区丸の内2-6-2 |
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最寄り駅 | 東京 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
しばしのお別れ!三菱一号館美術館が長期休館に!
旧三菱一号館は、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、1894年に丸の内初のオフィスビルとして誕生しました。その後、この建物は老朽化のため1968年に解体されましたが、40年あまりの時を経て2009年に復元、翌年、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。
開館記念展の「マネとモダン・パリ」から、数多くの企画展を開催してきた三菱一号館美術館。40展目となる「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を最後に施設・設備機器の機能更新のため大規模修繕工事のため休館し、2024年度中のリニューアルオープンを目指します。皆々様、長期休館前最後の展覧会をお見逃しなく!
落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2 - 3(1866 - 67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。
良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日々新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。 一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。
人生半ばの30歳前後で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。
浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレク ションを中心に振り返ります。
<本展の見どころ3選!>
1 . 国芳門下の二大弟子、ライバル対決!
当館では2015年に河鍋暁斎(1831-89)の展覧会を開催しました。暁斎は幼少時に歌川国芳の薫陶を受けた、芳幾・芳年と同じ国芳門下の浮世絵師です。後に狩野派の絵師となった暁斎と異なり、浮世絵師として生涯を全うした芳幾・芳年。彼らは師からそれぞれ異なる面を受け継ぎ、発展させました。
新聞錦絵のフロンティアであった芳幾は、写生を重視し、世相風刺の画題を得意とした国芳を引き継いだといえるでしょう。一方の芳年は、国芳の武者絵の作風を継承し、歴史画の分野を開拓しました。そのダイナミックな作風は現代のアニメーションを彷彿とさせます。
2.貴重な浮世絵コレクションから芳幾・芳年の全貌に迫る。肉筆画にも注目!
大阪で浅井書店(後の泰山堂)を営んだ浅井勇助氏が明治末期から収集した、幕末明治の浮世絵を網羅する「浅井コレクション」が、本展出品作の大きな部分を占めています。また屈指の芳年収集で知られる「西井コレクション」、国芳研究でも著名な「悳コレクション」から出品される浮世絵作品も貴重なものです。
元大阪毎日新聞記者であった新屋茂樹氏による「新屋文庫」から錦絵新聞も出品されます。加えて本展ではこれまであまり紹介されることのなかった、芳幾・芳年の肉筆画が多く出品され、二人の画技を直接に比較することのできる得難い機会となるでしょう。
3. 江戸から明治̶変革の時代、浮世絵はどう生き残ったか
江戸時代に隆盛を誇った浮世絵ですが、近代になると写真や石版画といった新技術、新聞や雑誌といったメディアの導入によって産業としての基盤が揺るがされ、衰退の道をたどることになります。時代の過渡期にあって新しい技術が古いものを凌駕していく様は、
メディアが絶えず更新されていく今日の姿とも重なるのではないでしょうか。このような激動の時代にあって彼らがいかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。
主催:三菱一号館美術館、毎日新聞社
協賛:DNP大日本印刷
特別協力:淺井コレクション