山中南実 写真展 「地球のかけら」
会期: 2022-10-04 - 2022-10-16
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
写真
展覧会タグ:
Koma
Gallery
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photo
Photography
石
開催内容
本展「地球のかけら」は、「日常のなかの生」をテーマに写真作品を制作している新進作家の山中が、“石”にフォーカスした新作だ。
今回の展示は景観の一部として普段目にしている石と、それらが生まれたであろう火山の写真で構成される。石は火山から噴き出したマグマが冷えて固まり、山のふもとや川を通って削られながら運ばれ、徐々に小さくなっていくことでできる。その過程を経て一つの石の大きさになるには、数万年から数千万年かかるといわれている。人間のもつ時間軸で考えると想像できないほど膨大な時間の積み重ねであるが、石ひとつひとつに着目することで、遥か遠い昔と現在までの時間軸がつながっていることを想像することができる。
またすべての石は模様や形が違っていて、全く同じものは存在しない。ひとつひとつの石に時間の積み重ねが克明に現れているのだ。
地中奥深くのマグマからうまれた石は「地球のかけら」である。