宮川慶子個展 "私たちはどこにでもいる | We are everywhere"
会期: 2022-09-24 - 2022-10-23
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
平面
開催内容
宮川慶子(1991年生まれ)は、平面、立体、インスタレーション、詩作など様々なメディアを使って制作を行い、近年では青森美術館や平塚市美術館で個展を開催。奈良美智氏が選ぶ若手作家選抜「プロジェクトPHASE2014」の受賞や、本展覧会後にYIRI ARTS(台湾)での展示やアートフェアへの出展を控えるなど、今後の活躍が期待されるアーティストです。
宮川は2022年よりロンドンに移住して作品の制作を続けています。
毎日の暮らしの中で日本とイギリスとの風景や気候、人種や文化や言語の違いを肌で感じ、「日々、自分はマイノリティの中のマイノリティである」と思うとともに、「同じ姿、形なんてないのだなあと当たり前のことを改めて思った」と語ります。
そしてそのような日々の中で人々の横顔を見つめるうちに、あらゆる人に共通する人間性や心の動きをその横顔に見出すようになったという宮川は、多様な生命がもつ多彩な横顔を描くことで、人々の多様さと、その多様さの中に静かに潜む、わたしたちが共通に持つ心の機微を描き出します。
本展によせて:
大きな音から少し離れて、私たちのことを考えてほしい。
当たり前に過ごしている場所や道をたまに見回してほしい。
私たちはどこかに佇んでいるから。
私たちに会えた時、あなたの目に見合える世界がすこしだけ変化すると思うから。
宮川慶子